【正座革命】正座椅子を使ったら床に座ると立ち上がれない恐怖を克服できた話

腰痛対策のために、ITO製作所の『正座革命』という正座椅子を使ってみたので紹介します。

結論からいうと、腰の負担の少ない正座姿勢がかなり楽になり、腰痛対策におすすめです。

「床に座って半日を過ごす」という腰痛持ちには過酷なイベントで使ってみましたが、正座椅子のおかげで難なく乗り越える事ができました。

腰の痛みで床に座るのが不安な方や、正座による足の痺れを軽減したいと思っている方に読んでいただければと思います。

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腰痛は原因や症状が様々で、全ての方が正座椅子の効果を実感できるとは限りません。

あくまで私個人の腰痛症状に対する効果や、使用感を中心に書かせていただきます。

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腰痛持ちは床に座るのが辛い

私は学生時代に椎間板ヘルニアを発症してから、20年以上も腰痛に悩まされてきました。

今は症状がだいぶ落ち着いていますが、一番状態が悪かった頃のMRI画像がこちら

医療職の方がみれば、なんとも 残念な腰 である事が一目でわかると思いますw

腰椎のヘルニアだけでなく、椎間板が変性してクッションとしての機能が低下する椎間板症も併発しており、腰から足先の神経痛によって、歩くのも難しい状態を何度も経験しました。

そんな腰痛マスター?の私が、日常生活の中でできるだけ避けたいのが床に座る姿勢です。

体育座りやあぐら姿勢で床に座ると、骨盤が後ろに傾いて腰を前に曲げた姿勢になりやすく、腰への負担が大きくなります。

私は長時間そういった姿勢を続けると、その直後か数時間後、数日後に腰痛を発症する確率がかなり高いので、腰の痛みがない時でも床に座る事にはかなり抵抗があります。

どうしても床に座らなければいけない時は、正座姿勢になる事で腰痛のリスクを最小限にできるように心がけています。

正座による腰痛への影響

正座姿勢は臀部が直接床につかずに、股関節を曲げる角度も体育座りやあぐら座りよりも少ないため、骨盤が床に対して垂直の状態を保ちやすく、腰への負担を軽減する事ができます。

体育座りやあぐら座りでは5分が限界の私でも、正座であれば、いくらでも床に座って過ごす事ができます!…と言いたいところですが…

正座は、腰には楽な姿勢ですが、腰から下の膝関節や足関節への負担は大きくなります。

膝を深く曲げた状態で上半身の体重が足の上に乗るので、長時間の正座姿勢では、膝や足関節の痛みや足の痺れによって、立ち上がるのも大変になってしまう事もあります。

その問題を解決してくれたのが正座革命です。

正座椅子の効果

正座椅子とは、お尻の下に小さな椅子やクッションを入れることで、上半身の体重を免荷して下半身への負担を軽減してくれる製品。

住友産業 らくらく正座椅子 (3段切替式) N-2-3 青無地

膝や足の圧迫が少なくなり、痺れや関節痛といった症状が軽減されて正座が楽になります。

正座椅子の種類

正座椅子にはクッションのようなソフトタイプと椅子のようなハードタイプがあります。

ソフトタイプの正座椅子

柔らかくて座り心地の良いのがソフトタイプ。

小さいクッションのような商品で、足とお尻の間に挟んで使うタイプの正座椅子です。

天然そばがら正座クッション/麻の葉/あお

和柄の製品などは和装にも合いそうです。

正座椅子としてだけでなく、枕の代わりにして少し休んだりといった使い方もできます。

家にあるものを正座椅子に代用

ソフトタイプの商品をネットでみていると、

パパ

家にあるもので代用できるかも…

と思い、タオルロール(丸めたバスタオル)と小さなクッションを使って正座をしてみました。

正座椅子,クッション,タオルロール

結果、確かに膝の曲がる角度は浅くなり、正座が楽になりました。

正座椅子,クッション,タオルロール

ただ、タオルロールやクッションはかさばるので、気軽に持ち歩くには向いていません。

ハードタイプの正座椅子、

しっかりと体重を支えてくれるハードタイプの正座椅子には、折り畳めるコンパクトな製品や、立ち上がりが楽な手すり付きの製品もあります。

SOLCION 折りたたみ式 正座イス パタット セイザ 黒 SE001 正座椅子 木製 天然木 高さ調節可能 正座椅子 木製 天然木 高さ調節可能/ブラウン(20)

あまり大きくなると持ち運びが大変になってしまうので、コンパクトで携帯性が高く、さらにお手頃価格の製品を探してみたところ、条件を満たしてくれたのがITO製作所の正座革命です。

正座革命のおすすめポイントと使用感

正座革命の魅力は軽量&コンパクトなサイズ感。

重量は250g。手に取ると軽さに驚きます。

正座革命のサイズと重さ

折り畳むと約17cm×19cm×2.5cm。

厚みがないので小さめのカバンでも隙間にすっぽりと納まり、携帯性は抜群です。

使い方も簡単で、折り畳まれた2面を開き、三角形の状態でマッジックテープをとめるだけ。

正座革命の使い方

実際に使う時は、立ち膝の状態で前方から差し込むようにお尻の下に敷くと楽でした。

正座革命の使い方

正座椅子を半日使ってみた感想

先日、子ども達の運動会があったので、さっそく正座革命を使ってみました。

朝7時の場所取りから始まり、昼の12時までの約5時間、トイレや親子競技に参加するとき以外はずっと敷物に座って、応援したり写真やビデオ撮影をしていました。

結果、正座革命は想像以上に効果的

かなり長い時間の正座でも足が痺れることがなく、もちもん腰の痛みありません。

毎年、子ども達の運動会に参加するときは、

「足が痺れて立てなくなったらどうしよう…」

「親子競技直前に腰が痛くなったら…」

といった不安を抱えていたのですが、来年からは、「正座革命があれば大丈夫」という安心感があり、晴れ晴れとした気分で運動会に参加できそうです。

正座椅子のデメリット

最後に、実際に正座革命を何回か使ってみて、気になったポイントを紹介します。

①座高が少し高くなる

正座は背筋が伸びて姿勢が良くなりますし、お尻を床に直接つけないこともあって、体育座りやあぐら座りに比べると座高が高くなります。

そのため、応援席や観覧席で正座をする時は、後ろにもお客さんがいると、邪魔にならないようにかなり気を使います。

正座椅子を使うと、両足の上にお尻が沈み込まないぶんだけ、普通に正座した姿勢よりもさらに少しだけ座高が高くなります。

私が正座革命を使うと、何も使わずに正座をした時よりも座高が約3cm高くなりました。

正座椅子,正座革命,座高

ただ、男性はどんな座り方でも大きくて邪魔になる事が多いと思うので、座る位置をずらすなどの配慮が必要になるかと思います。

②膝の痛みは少しある

正座椅子を使うことで腰痛と足の痺れの予防に関してはかなりの効果を感じましたが、膝に関しては、長時間座っていると痛みを感じました。

足と腰が楽なので、いつも以上に長く座っていた影響が大きいと思いますが、膝は常に深く曲がった状態なので、完全に負担を無くす事は難しいのだと思います。

膝が悪くて正座を楽にしたいという用途で正座椅子を検討する場合は、あまり向いていないのかもしれません。

③耐久性の不安

正座革命は、合板をソファー生地で包んだシンプルな構造なので、体重をかける椅子としては、耐久性が少し不安になります。

まだ使用頻度が少ないので判断できませんが、価格が2,500円程度(執筆時)なので、その効果を考えれば数年で買い替えとなってもコスパは悪くないと思います。

正座革命は、もっと早く購入しておけば良かったと後悔する程に効果的な製品だったので、腰痛や正座による足の痺れで悩んでいる方は、是非試してみてください。

この記事を書いた人
Hanka

ガジェット紹介や、趣味の写真の話、子育て日記や、日常雑記などを書いています。

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