今日は カメラバッグ についてです
カメラバッグには用途や機能などによって様々な種類があります。
好みのデザインのカメラバッグを購入しても、実際に使ってみないとわからない事がたくさんあるので、次から次へと新しいカメラバッグが欲しくなってしまうなんて事もあります。
カメラバッグ沼というやつです。
今回は私の使っているカメラバッグを紹介しながら、実際に使ってみて感じた事や、それぞれの使い分けと収納例などについて書いてみたいと思います。あくまで個人の感想なので、参考程度に読んでいただけると嬉しいです。
エブリデイスリング5L
外寸:高さ190mm 幅310mm 厚み110mm
重量:500g
メリット
携帯性
軽量コンパクトで気軽に持ち出せるお気に入りのカメラバッグです。
スリングバックの特性から身体にフィットし、身に付けていてもほとんど重さを感じません。
速写性
普段は背中側に回して移動しますが、撮影時には前にクルリとスライドさせるだけで簡単にカメラの出し入れができます。常にバッグを前にスタンバイして置くとさらに速射性が高くなります。
背もたれのある椅子に腰かけるときなども、わざわざ肩から外さずに前に回しておくだけで良いので、休憩や動き出しがスムーズです。
保護性
生地や中の芯材がしっかりしているので型くずれが少なく安心感があります。また表面素材には撥水性があり、多少の雨でも安心ですし、汚れた地面にも気兼ねなく置く事ができます。
私はコンパクトなミラーレスカメラと最低限の持ち物を入れて、気軽に写真を撮りたい時に使用し、保護性があるカメラストラップみたいな感覚で使っています。
デメリット
やはり収納力は小さいので、大きな一眼レフだと窮屈になります。このサイズのカメラバックを生かすにはには小型の一眼レフやミラーレスカメラなどに使用するのが一番だと思います。
エブリデイスリング10L
外寸:高さ230mm 幅400mm 厚み140mm
重量:680g
メリット
エブリデイスリング5l を一回り大きくしたサイズで、一眼レフカメラも問題なく収納できる大きさです。さらに大きなものでなければ交換レンズも収納する余裕があるので、持ち運べる機材の幅が広くなります。
私は、しっかり写真を撮りたいけどあまり荷物を多くできないような時に、カメラやレンズを厳選して使っています。
エブリデイスリング5l と同様に速写性、保護性が高く扱いやすいカメラバッグなので、必要な機材によって5Lと10Lを使い分けています。
デメリット
幅が5Lに比べて10cm近く長いので、前方にスライドさせる時や前方にスタンバイさせておく時に少し大きく感じることがあります。
収納力が違うので仕方のない事ですが、小柄な女性などは気になるかもしれません。
レトロスペクティブ7
外寸:高さ241mm 幅343mm 厚み178mm
内寸:高さ224mm 幅318mm 厚み138mm
重量:1200g
メリット
カメラバッグには見えないデザインが気に入って初めて購入したカメラバッグです。
底部の芯材を外すと厚みも少なくなり、カメラバッグ以外の用途でも使うことがあります。
高さがあるので、大きなレンズでなければレンズフードをつけたままカメラに装置し、縦に収納することができるので、カメラバッグから出してすぐに撮影することができます。
またカメラを縦に収納すると、もう一台のカメラに用途の違ったレンズを装着した状態で収納できるので、幅広い焦点距離をスムーズに使い分ける事ができます。
私は、長めのレンズをフードを付けた状態で収納して、出来るだけ速写性を保ちたい時などなどに使っています。
デメリット
重い。
生地がしっかりとしたキャンバス生地なのでその影響が大きいのだど思いますが、バッグだけで1200gあり、容量いっぱいに荷物を入れるとかなりの重量になります。
エブリデイスリングに比べると身体にフィットするわけではないので肩への負担が大きく、一日中背負っていると肩が痛くなります。
せっかく軽量化された最近のカメラやレンズを使っていても、カメラバッグが重いのでは荷物としての重量負担は変わらなくなってしまいます。
撥水性が少ない。
撥水性が少ないため、雨の可能性がある日は持ち出すことを躊躇してしまいます。
レインカバーも付属していますが、着脱の手間がありますし、カメラの出し入れが面倒になってしまいます。
ヘラルダー33
外寸:高さ350mm 幅420mm 厚み270mm
内寸:高さ420mm 幅330mm 厚み160mm
重量:1620g
メリット
収納力
大きめのショルダーバックで高さも十分にあるので、カメラ2台と交換レンズをいくつか入れる余裕があります
上部アクセスが便利
ヘラルダーは上部のフタの部分にファスナーがあり、わざわざフタを外さなくてもカメラの取り出しができるので、これがとにかく便利です。
この上部アクセスの使い勝手がよいので、カメラバッグ以外の用途で旅行などにも持ち出す事が多いです。
デメリット
これだけ大容量だと、容量いっぱいに機材を入れてしまうとショルダーバッグとして常に持ち歩くにはちょっと厳しい重量になります。
筋力も体力ないので..
私は、車での移動でたくさんの機材を持って行くときに使用していますが、手荷物として持ち歩く事は少なく、機材の保管場所として車に置きっ放しにすることが多いです。
車載専用であれば、大容量で保護性能の高いキャリータイプのカメラバッグの方が向いているのかもしれません。
エンデュランスExt
外寸:高さ430mm 幅285mm 厚み175mm
内寸:高さ245mm 幅250mm 厚み125mm
(内寸はカメラ機材収納部)
重量:1270g
メリット
スタジオ9の中の人、プロカメラマンの中原さん監修のカメラバックです。詳しくはスタジオ9の紹介記事がとてもわかりやすいので、そちらを見ていただければと思いますが、機材収納のための様々な工夫が随所にあって使い易く、私の機材であれば全部収まってしまいます。
さらにリュックタイプなので、結構な量を詰め込んでも重さを感じずに持ち運ぶ事ができます。
リュックタイプのバッグは肩紐が縦に2本あるので、ピークデザインのキャプチャーを装着することで速写性のある装備となり、写真メインで出かける時は必ず使っています。
先日もこの組み合わせで桜の写真を撮りにいったのですが、とても快適に撮影ができました。
また上部収納もあるので、子供を連れての旅行などでも、下にはカメラ機材、上には子供の着替えやオムツなんかを入れて使うことが多く、様々なシーンで活躍してくれています。
デメリット
カメラバッグとしてのデメリットではないのですが、機材を詰め込んで背負っている時に、
ランドセルみたいね
と言われたことがあり、結構気にしています。
厚みのある黒いリュックは、カメラが趣味の人以外から見るとランドセルのように見えてしまうのかも...
エンデュランスのデザインはとても気に入っていて、Extは他のリュックタイプのバッグに比べると薄型なのですが、リュックタイプは背負う人の体格や風貌によって結構印象が変わってしまうので、服装にも少し気を使います。
カメラバッグは総じて厚みが必要ですが、最近はkissMやEOS RPといった高さのないカメラを使っているので、私の機材であればもう少し厚みのないカメラバッグでもよいのかもしれません。
まとめ
ざっくりと私の使っているカメラバッグを紹介してみましたが、使用する機材や用途によって必要なサイズやバッグの種類は変わってくるため、理想のカメラバッグに出会うのはなかなか難しいと思います。
そんな中でも、私はエブリデイスリングとエンデュランスExtがサイズ感や機能が理想に近く、この2つを使い分けることで、「カメラバッグが欲しい病」を克服することができました。
カメラバッグは使ってみないとわからないことが多いので、やっぱり誰もが一度は「カメラバッグ沼」に陥入るのかもしれません。
深く深く沈んでしまわないように、今回の記事が少しでも参考になると嬉しいです。