こんにちは、はんか です。
今回は、Bellroy(ベルロイ)のコインフォールドという財布を紹介します。
カラーはBlack,Naby,Javaの3色がありますが、わたしは革製品ぽっい色のJavaのコインフォールドをAmazonで13,600円で購入しました。
3ヵ月くらい使ってのレビューになりますが、「薄い財布」が欲しかった私にはぴったりのミニマルなデザインで、携帯性は抜群です。
ただ、細かいところでイマイチな点もいくつかあったので、実際の使用感やメリット・デメリットについてまとめてみました。
大きな財布の必要性に疑問を感じている方や、財布選びで悩んでいる方、ベルロイの財布の購入を検討している方に、参考にしていただければ嬉しいです。
薄いサイフといえばabrAsus(アブラサス)
ポケットに入れてもかさばらない財布が欲しいと思っていたわたしが、第一候補に考えたのがabrAsus(アブラサス)の「薄い財布」。
この財布は、極限まで「薄さ」を追求した機能的なデザインが魅力の人気製品で、薄い財布のパイオニア的存在です。
数年前から、「次に買う財布はabrAsus」と心に決めていたのですが、いざ購入前にいろいろなレビューをチェックしてみると、少し気になる口コミがいくつかありました。
abrAsus(アブラサス)の薄いサイフはカードが落ちる?
一番気になったのは、使い込んでいくとカードが落ちてしまう問題です。
abrAsusの薄い財布は、カード収納ポケットがひとつしかなく、最大5枚のカードを1箇所に入れるようになっていますが、カード枚数が少なかったり、使い込んでカード収納ポケットの革が緩んでくると、カードが横から落ちてしまうとい口コミがいくつかありました。
カードが落ちるのは困る…
現金よりもカードの方が紛失したときのダメージが大きいので、大切なカードが落ちてしまう可能性がある構造ではちょっと心配です。
abrAsus(アブラサス)の薄いサイフはコインの収納力が足りない?
abrAsusの薄い財布のコイン収納に関しては、公式ページに以下のように掲載されています。
メンズ用薄い財布の大きさと小銭の収納力のバランスを考えた結果、最大15枚収納できるサイズに設計しました。
500円玉1枚+100円玉4枚+50円玉1枚+10円玉4枚+5円玉1枚+1円玉4枚の合計15枚、つまり999円ぴったり入るサイズです。
こまめに小銭を出せば、小銭は999円(15枚)を超えることはほぼありません。
また、こまめに小銭を出しやすくする為に、一般的なメンズ用二つ折り革財布より小銭収納部を浅く設計しています。
引用:abrAsus公式ページ
このコイン15枚という収納力に対して、
「15枚では少な過ぎる」
「こまめに小銭を出すのが面倒」
といった口コミやレビューが結構あります。
この辺は使用スタイルによって感じ方は変わってくるのだと思うのですが、実際に自分が財布にどのくらいのコインを常に入れているか確認してみたところ…
確かに15枚は厳しそう…
クレジットカードや電子マネーをメインで使っていれば小銭の使用頻度はそれほど多くはありませんが、たまに現金しか使えない場所で、おつりを大量をもらってしまうと、あっという間に15枚を超えてしまいます。
常に小銭入れを空にしておけば解決するのですが、やっぱり面倒ですし、たまに小銭が必要になったときに困ります。
abrAsusの薄い財布はとても魅力的な製品ですが、やはりカードが落ちる問題とコインの収納力に不安があったので、今回はそういった問題のない「薄い財布」を探してみました。
その結果たどりついたのが、Bellroy(ベルロイ)のコインフォールドです。
Bellroyコインフォールドのおすすめポイント
製品はおしゃれなパッケージで届きました。
実際に手にしてみると軽くて薄い!
今まで使ってきた財布と比べると、重さや厚みが全く違います。
これだけ違いがあるのにも関わらず、今までの財布に入っていたものが全て、コインフォールドの中に収まってしまったので、収納力は想像以上です。
そして、必要なものを全ていれてもしっかりと薄さをキープしてくれるので、ズボンのポケットに入れたときの快適さが、今までの財布とは全く違います。
もうこの時点で、「合格!」と叫びたくなりました。やっぱりコインフォールドの一番の魅力はこのサイズ感だと思います。
コインフォールドのカード収納
コインフォールドには3つのカードポケットがあり、公式ページには3〜8枚のカードが収納できると記載されています。
実際にカードを入れてみると、手前にあるポケットは少し狭くなっているので、薄い診察券やポイントカードであればちょうど良いのですが、免許証などの厚みのあるカードだと1枚が限界です。
その他の左右のポケットは、厚みのあるカードでも3枚くらいまでなら収まるので、厚いカードでも合計で7枚までは許容範囲だと思います。
わたしは日常的に必要なカードは5枚くらいしかないので、カードの収納力は十分です。
abrAsusの薄い財布はカードポケットがひとつなのに対して、コインフォールドはポケットが3つあるので、カードの取り出しがスムーズで意図せずに落ちてしまう心配もありません。
コインフォールドのICカード収納
今まで使っていた財布には、財布の外側にもカードポケットがあったので、わたしはここにQUICPayカードを入れておき、財布ごとリーダーにかざして支払いをしていました。
ところが、コインフォールドには外側にカードポケットがありません。ICカードを内側のポケットに入れた状態だとうまく読み込んでくれないのではないかと心配していたのですが…
全く問題なく使えました。
他のカードやコインや紙幣が入っている状態でも干渉することはなく、表向きでも裏向きでもスムーズに決済ができました。
ICカードが2枚以上入っていたり、Suicaなどの他のICカードに関しては、まだ試していないのでわかりませんが、とりあえずQUICPayカードを使えたので一安心。
他にもSIMカード用の小さなポケットがあるのですが、わたしは使う機会がなさそうです。
コインフォールドの紙幣の収納力
紙幣は10枚くらいであれば余裕で収まります。
現金をたくさん持ち歩く方には物足りないかもせれませんが、カードでの支払いがメインで現金は数万円しか持ち歩かないという使い方であれば、1万円でおつりをもらっても問題なく収まるので、紙幣の収納力は十分だと思います。
コインフォールドのコインの収納力
「コイン」フォールドという名前からもわかるように、この財布は薄い財布でありながらコインがたくさん入ることが大きな魅力です。
実際に使ってみると10枚くらいであればかなり余裕があり、わたしは日常的に25枚くらい入っていましたが、厚みはほとんどきになりません。
どのくらい入るのか詰め込んでみましたが、個人的には30枚くらいは許容範囲と感じました。
これだけの容量があると、今まで使っていた大きい財布と同じような感覚で小銭を入れることができますし、小銭をもらう量と使う量がだいたい同じくらいだったので、こまめに小銭を出すという作業も必要ありません。
また、コインポケットの入り口には返しがあって、不用意にコインが落ちないようになっているので、多少コインを詰め込んでも安心です。
実際に3ヶ月ほど使っていますが、小銭が落ちてしまうようなことは一度もありませんでした。
Bellroyコインフォールドのデメリット
ベルロイのコインフォールドを3ヶ月ほど使ってみて、個人的にイマイチだと感じたことは、①使い始めの外観が思っていたよりチープに感じたこと、②小銭が取り出しづらいこと、③レザーフックが面倒なことの3点です。
①コインフォールドの外観
この財布を初めて手にした瞬間は、「薄くて軽い!」と驚きましたが、外観については「思っていたよりチープ…」というのが率直な感想です。
公式ページをみると、レザー素材については以下のように掲載されています。
ベルロイは、ゴールドランクの環境認定レザー・ワーキング・グループのもとで、なめし加工を施し色染めされたプレミアムレザーを使用しています。このレザーは、時の経過とともに手に馴染む使い心地となって、色合いにも深い味がでてきます。また、ベルロイが使用する織布には、環境に優しい耐久性と軽量構造にこだわった素材を採用しています。
引用:ベルロイ公式ページ
確かに公式ページの製品写真をみると、安っぽい感じは全くありませんし、口コミやレビューをみても「革の質感が良い」とか「高級感がある」といった声がたくさんあります。
そのため、外観にはかなり期待した状態で、実物を見ないままAmazonで購入したのですが、いざ製品を手にしたときに、「あれ..」と。
革製品に共通して言えることですが、新品のときは綺麗すぎて安っぽくみえる傾向にあると思うので、公式ページにも記載されているように、使い込むことで色合いにも深い味わいがでてくることを期待したいと思います。
実際に3ヶ月くらい使ってみましまが、初期の状態よりはかなり革製品っぽい外観に変わってきました。
②コインフォールドの小銭の取り出し
小銭の収納力にはとても満足しているのですが、この財布のコインポケットの入り口は狭いので、小銭の取り出しはちょっと面倒です。
財布を握るとパカっとコインポケットの入り口が開くのですが、どうしても口が狭くて中が見えないので、必要な小銭をピックアップするのは大変です。
ある程度の量の小銭をいったん外に出してから必要な硬貨を選び、不要な硬貨をいちいち財布に戻さなければいけないこともあるので、小銭の使用頻度が多い方には向いていないと思います。
普段はキャッシュレス決済をメインに使っていて、いざという時のために小銭を持ち歩きたいという用途であれば、それ程気にならないかもしれません。
③コインフォールドのレザーフック
個人的に一番残念だったのが、レザーフックが想像以上に使いづらいことです。
財布を折りたたんで固定する部分にはレザーフックが採用されていますが、このフックを引っかけるためには、付け根部分を折り曲げるようにして起こす必要があり、財布を使うたびにこの作業が必要になるのがかなり面倒です。
フックを外すときも同じように付け根部分を折り曲げる必要があり、毎回同じ場所に負担がかかるので、耐久性も少し不安になります。
ここは、普通にホック式やマグネット式のほうが簡単で確実に止められるので、使い勝手が良いのではないかと感じました。
Bellroyコインフォールド まとめ
ベルロイのコインフォールドは、小銭もしっかり携帯できる薄くてかさばらない財布が欲しい方にはおすすめの財布です。
小銭が取り出しにくいことや、レザーフックが使いづらいことは少し残念でしたが、わたしはスマホか財布に入れたQUICPayカードで決済をすることがほとんどで、カードや現金を念のために持ち歩きたかったので、結果的にちょうど良い機能の財布でした。
これからはキャッシュレス化やカードレス化がさらに進んで、スマホがあれば財布は必要ないという時代になるのかもしれませんので、コインフォールドがわたしの最後の財布になるように、長く大切に使っていきたいと思います。
以上、ベルロイのコインフォールドの紹介でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。