【ペリカンVAULT V200】アウトドアで機材を守る最強のハードケース レビュー

こんにちは、はんか です。

今回はペリカンのVAULT V200というハードケースを紹介します。

私はカメラやレンズをキャンプなどで長い時間屋外に持ち出すときに、機材を保護するためにこのハードケースを使っているのですが、これがとにかく頼りになるタフなケースで、サイズ感なども自分にはぴったりだったのですごく気に入っています。

ペリカンヴォールト,デザイン

コンパクトなカメラ用のハードケースの購入を検討している方や、高価な機材をアウトドアに持ち出すのに不安を感じているという方にはおすすめの製品だと思うので、ぜひ検討してみてください。

スポンサーリンク

ペリカンケースの特徴

ペリカンケースの特徴といえば防水性能と耐衝撃性能が異常に高いことです。

車にひかれても壊れないとか、爆破にまきこまれても無傷だったとか、1ヶ月漂流しても浸水しなかったとか…数々の逸話を持っているケースで、現在、世界で最も信頼されているハードケースと言われていています。

正直カメラ用のケースとしては完全にオーバースペックな仕様の製品で、まさに「最強のハードケース」だと思います。

ペリカンケースの種類

ペリカンケースにはいくつか種類がありますが、カメラケースとして使われることが多いのは以下の4つの製品だと思います。

PROTECTOR(プロテクター)

出典:Amazon

40年以上前から活躍している定番製品。

STORM(ストーム)

出典:Amazon

2009年追加。プレスアンドプルラッチが特徴。

AIR(エアー)

出典:Amazon

2016年発売。最大40%の軽量化を実現。

VAULT(ヴォールト)

出典:Amazon

2018年発売。軽くて丈夫でリーズナブル。

最近人気が高いのは2016年に誕生した軽量仕様のペリカンエアーです。私も以前から車載用にペリカンAIR1535の購入を検討していました。

ただ、今はあまりたくさんの機材を持ち運ぶことがないので、とりあえずもう少し携帯性の高い製品を探してみたところ、ちょうど良いサイズだったのが、今回紹介するペリカンVAULTのV200です。

ペリカンVAULT200,サイズ

ペリカンVAULTの特徴

ペリカンVAULTの主な特徴がこちら。

ペリカンVAULT
  • 2018年発売
  • ガンケースに特化
  • 価格が安い
  • 優れた耐衝撃性と防水性
  • プッシュボタンラッチ
  • 鍵取付穴
  • 自動気圧調整バルブ

VAULTはペリカンケースの中では1番新しいラインナップで、2018年に発売されました。

ガンケースに特化した製品とも言われていて、直線的で無骨なデザインになっています。

ペリカンヴォールト,緩衝材
カメラ,防水ケース
VAULT V200の後ろ側
カメラ,アウトドア
VAULT V200の裏側。屋外でガンガン使っているのでかなり汚れてます。

また、他のペリカンケースに比べると価格が安いのも嬉しいポイントで、初めてのペリカンケースとしても検討しやすい製品だと思います。

価格が安いからといって極端に性能が削られているわけではなく、他のペリカンケースと同様に耐久性や防水性はかなり高くなっています。

自動気圧調整バルブや南京錠固定にも対応していますし、ラッチもプッシュボタン付きで軽い力で開閉できるようになっています。

ペリカン,バルブ
自動気圧調整バルブ
ペリカンケース,南京錠
鍵固定穴
ペリカン,プッシュボタン
プッシュボタン付きラッチ

カメラ用の保護ケースとしては必要十分な機能を備えているので、これが手頃な価格で購入できるのはありがたいです。

VAULT V200のサイズ

V200はVAULTの中では下から2番目の大きさで、横幅が39.1cmで縦幅が33.2cm、高さが15.6cmなので、ペリカンケースの中でもかなりコンパクトな製品です。

ペリカンケース,コンパクト
ペリカンヴォールト,奥行

このくらいであれば手持ちでも苦にならないサイズ感だと思います。

ペリカンケース,手持ち

車で移動するときは後部座席の足元に置いでも邪魔になりませんし、うちの車はウォークスルーなので、運転席と助手席の間に縦に置いたりしています。

カメラ,車載ケース
後部座席の足元(運転席の下)に置いた状態。頑丈なのでフットレストにしても大丈夫です。
カメラ,車移動
運転席と助手席の間にシンデレラフィット。車で移動する時はここに置くことが多いです。

キャンプなどのアウトドアでは、チェアやコットの下にも余裕で収まるので、写真を撮りたい時にすぐにカメラを取り出すことができます。

キャンプ,カメラ
アウトドアチェアの下に置いておけば、いつでも取り出して撮影できます。
アウトドア,カメラ
ハイコットの下に収納。スペースを無駄なく活用できます。

汚れや衝撃に強いハードケースなので、どこにでも気軽に置けるのは本当に便利です。

アウトドア,撮影機材

ペリカンVAULT V200の緩衝材

VAULT V200の収納部の内寸は、横幅が35.6cm、縦幅が25.4cmで、深さは本体部分10cm、フタ部分が4cmの合計14cmです。

ペリカンVAULT,V200
ペリカンケース,蓋裏

収納部はほとんどフラットな形状なので、スペースを無駄なく使えるようになっています。

ペリカンVAULT,底部
ペリカンVAULT,底部

わたしが購入したVAULTは緩衝材としてウレタンフォームが付属していました。

ペリカンヴォールト,クッション

フタ裏部分と本体底部に合計4枚のウレタンフォームが入っていて、本来はこのウレタンフォームを好きな形に切り抜いて使うのですが、一度切り抜いてしまうと元には戻せないので、色々な組み合わせの機材を入れる可能性のあるカメラケースとしてはイマイチです。

ペリカンVAULT,ウレタンフォーム

そこでわたしは、同梱のウレタンフォームは使わずに、NeewerのNW140Sという収納バッグをVAULTの中にそのまま入れて使っています。

ペリカンケース,オプション

Neewerのバッグは外寸が横幅32cm、縦幅25cm、高さ12cmで、VAULTにすっぽりと入ります。

ペリカンVAULT,緩衝材

全面に緩衝材が入っているので持ち運ぶときもある程度の衝撃なら大丈夫だと思います。

Neewer,インナーケース

バッテリーなどの小物を入れるポケットもありますし、バンドストラップやショルダーストラップを使ってこのまま持ち出すこともできます。

ペリカンケース,予備バッテリー
Neewer,保護ケース
ハンドストラップ
Neewer,NW140S
着脱可能なショルダーストラップ
Neewer,防水ケース
スーツケースのハンドルにも固定可能。

Neewer NW140Sは価格も安いので、VAULT V200のインナーケースにおすすめの製品だと思います。

また、ピークデザインの5リットルや6リットルのスリングバックを入れることもあります。

ペリカンケース,ピークデザイン
VAULT V200にエブリデイスリング5Lを入れた状態

特に6リットルのほうは専用ケースかと思う位ぴったりのサイズです。

ピークデザイン,保護ケース
VAULT V200にエブリデイスリング6Lを入れた状態

横から見ると少し本体部分より飛び出していますが、蓋裏のスペースが4cmもあるので無理なくしっかりと収まります。

ピークデザイン,ハードケース
横からみると少し飛び出ていますが、
ペリカンケース,収納力
問題なく蓋は締まります。

このようにして私は、メラバックごと保護するためのケースとしてVAULTを使っています。とくにピークデザインのエブリデイスリン6Lとの相性は抜群なのですよ。

VAULT V200の収納例

実際にNeewer NW140Sを使ったときの収納例がこちら。

ペリカンVAULT,パッキング

NeewerのNW140Sは中仕切りが2枚しか入っていないので、そんなに細かく分けることはできませんが、今のところわたしは、この組み合わせのカメラとレンズがあれば十分です。

縦方向に関してはEOS RPとRF70-200F4にフードをつけた状態でぴったりと収まるので、実用的な収納内寸は23センチくらいです。

ペリカンケース,RFレンズ

横方向に関してはだいぶ余裕があるので、ここにフィルターなどの小物を適当に詰め込むんだりしています。

ペリカンケースの最大の魅力

ペリカンケースの最大の魅力は安心感です。

以前は、キャンプなどでも普通のカメラバッグを使っていたので、カメラを使わない時はテントやタープの下にそのまま置いていました。

ただ、柔らかい生地のカメラバックだけでは、どうしても中のカメラやレンズが心配になってしまうことがあります。

例えばうちの場合だと小さな子供たちがいるので、遊んでいていて蹴飛ばされたり、椅子にして腰かけたり、踏み台にして上に乗っていたり…

悪気は無いので叱ることもできませんが、中の機材が壊れていたらどうしようかと冷や汗をかいたことが何度もあったので、状況によっては高価な機材は持っていくのをためらってしまうこともありました。

そんな悩みを解決してくれたのがペリカンのハードケースです。

どんなに汚れたり濡れたりガチャガチャと危険がいっぱいの場所でも、「とりあえペリカンに入れとけば大丈夫」という絶対的な安心感があります。

個人的にはカメラを持ち運ぶための道具というよりは、カメラを使っていないときにしっかりと守ってくれる保管庫というイメージのほうが強いかもしれません。

これはアウトドアだけでなく、人がたくさん集まる賑やかな場所とか、車で長距離を移動するときの車内などでも同じです。

このケースを使うようになってからは、どんなところでも高価な機材を迷いなく持ち出せるようになりましたし、写真を撮っていないときにカメラの心配をする必要が無くなったので、いろいろなイベントを不安なく楽しめるようになりました。

VAULT V200のデメリット

VAULTのデメリットは、オプションによるカスタムがあまりできないことだと思います。

今は持ち運ぶ機材が少ないので、先ほど紹介したバッグごと保護するためのケースという使い方で満足していますが、この使い方だとどうしても無駄なスペースができてしまうので、今後もう少し持ち運びたい機材が増えて、きっちりと細かく収納したいと言う場合は、ケースに適したインナーが必要になります。

実はVAULTを購入するときに、インナーがウレタン仕様ではなくディバイダー仕様の商品もAmazonで見つけたのですが、これがウレタン仕様の倍近い価格でした。

ケースと同じ価格のインナーを購入する気にはなれなかったので、その時は断念したのですが、今のところ国内ではインナーのみの販売はしていないみたいなので、少し無理をしてでもインナー付きを購入しておくべきだったと少し後悔しています。

また、他のペリカンケースには蓋の裏の部分に小物を収納できるポケットを取り付けられるオプションがある製品もあるのですが、VAULTには今のところそういったオプションもありません。

海外の製品ということもあって、なかなか思い通りにカスタムできないのが個人的には残念なポイントです。

ペリカン VAULT V200 まとめ

ペリカンVAULT(ヴォールト)V200は私にはちょうど良いサイズ感で値段も手頃ですし、見た目もかっこ良くて、耐水性能や耐衝撃性能は完璧なので、とにかく絶対的な信頼感のあるおすすめのハードケースです。

ただ実際のところ、ハードケースを使っていなかった頃もそこまで過酷な環境で撮影していたわけではないので、カメラを汚したり濡らしたりぶつけたりすることはありましたが、それでカメラが壊れてしまうと事はありませんでした。

最近のカメラやレンズは丈夫になっているので、そこまで神経質になる必要は無いのかもしれませんが、やっぱりそこは気持ちの問題だと思います。

「新しいカメラやレンズを購入したけど持ち出すのが不安」と感じることがある方は、ぜひハードケースの購入を検討してみてください。

ペリカンケースがあれば、カメラをもっと気軽に持ち出せるようになると思いますよ。

以上、ペリカンケース VAULT(ヴォールト)V200の紹介でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事を書いた人
Hanka

ガジェット紹介や、趣味の写真の話、子育て日記や、日常雑記などを書いています。

ツイッターインスタYouTubeも利用しているので、そちらでもコメントやメッセージなどをいただけると嬉しいです。

\はんか をフォローする/
ガジェット紹介
\ このページをシェアする /
\はんか をフォローする/
スポンサーリンク
はんかのあゆみ
タイトルとURLをコピーしました