【135mmは魔法の画角】子供達の写真を撮るときのおすすめの焦点距離

ef135mmf2,画角

今回のテーマは 135mmという画角 です。

以前、35mmの単焦点レンズが便利で使いやすいというブログを書きましたが、もうひとつの私のお気に入りの焦点距離が135mmです。

タイトルで「魔法の画角」なんて恥ずかしい言葉を使ってしまいましたが、初めて135mmのレンズを使って写真を撮ったときは、そのくらいのインパクトがあったのです。

そんな大好きな焦点距離の135mmの単焦点レンズについて書いてみたいと思います。

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135mmとの出会い

数年前に海外のウェディングフォトグラファーの方のサイトを見ていて、その中で紹介されている写真に一目で魅了されてしまいました。

その方はほとんど135mmの単焦点レンズで撮影されていて、自分もいつかこんな写真を撮りたいと思いました。

最近では、光の魔術師イルコさんが、YouTubeで135mmのレンズを使ったポートレート撮影やライティングのテクニックを紹介しているので、とても参考になります。

魅力的なレンズの存在を知って、

パパ
パパ

でも望遠の単焦点レンズってアホみたいに高いからなぁ

と思いながら調べてみると、なんとキヤノンの135mmは実売価格で10万円以下!20年以上前に発売されたレンズですが作例をみると素敵な写真ばかり。

この価格を安いと感じてしまう時点で冷静に考えるとおかしな話なんですが、憧れの赤帯Lレンズで魅力的な焦点距離ということもあり、物欲で頭がいっぱいになってしまいました。

そしてついに初めてのLレンズ、EF135mmf2を手に入れてしまったのです。中古で..

135mmのおすすめポイント

私は家族写真を撮っているので、子育てパパ目線で135mmの魅力を書いてみたいと思います。

主役が引き立つ魔法の画角

135mmというよりは、中望遠の明るいレンズに共通した魅力だと思うのですが、絞りを開放で撮影すると、被写体が強調されて非現実的で絵に書いたような雰囲気の写真になります。

言葉で表現するのが難しいのですが、私なりにわかりやすく言うと、背景がぎゅーっとなって主役がぶわぁーっと浮き上がります( ̄∇ ̄)

背景がボケて主題がわかりやすい写真になるので、素人の私が撮っても、なんとなくいい感じの写真になってしまう魔法の画角なのです。

ちゃんと写真を撮れる方は、主役だけでなく写真全体の構図を考えてきっちりと撮ると思うのですが、そこまでの技術をパパカメラマンが習得するには相当な努力が必要です。

深く考えずに主役にしっかりピントを合わせてシャッターを切るだけで、素敵な写真が撮れてしまうので、まだカメラを初めたばかりの方でも是非135mmのレンズを体験してほしいと思います。

被写体との絶妙な距離感

子供が自然に楽しんでいる姿を写真を撮りたいと思う時に、カメラと被写体の距離はかなり重要な要素です。

1歳くらいまでは近くで写真を撮っても自然な表情をみせてくれるのですが、2歳、3歳くらいになるとカメラに興味を持って手を伸ばしてきますし、4歳以上になると、カメラに気づくと笑顔でピースサインをしてくれます。

カメラ目線の記念写真ならよいのですが、日常の自然な雰囲気を撮りたいときは、少し離れて子供達が気づかないうちにシャッターを切ります。

135mmの画角で写真を撮るときの子供との距離はだいたい10~15m前後で、近すぎず遠すぎずちょうど良い距離なのです。

あまり遠くに離れすぎると心配ですし、近すぎるとカメラを意識されてしまうので、その中間の絶妙な距離で撮影できるのが135mmのレンズです。

Check

赤ちゃんや小さな子供の場合は、あまり離れる事が出来ないので、出番が少なくなってしまうかもしれません。うちの子の場合も3歳くらいから使えるシーンがどんどん増えていきました。

魅力的な画質

私の使っているキヤノンのEF135mm f2は20年以上前に開発されたレンズなので、最近のレンズに比べると性能は劣っているかもしれません。

ただ写真をみる限り私には充分な解像感があって発色もよく暖かみがあってとても魅力的な画質です。そして新しいレンズは高性能な分だけ値段も高くなってしまうので、そうなるとなかなか手が出せません。

135mmの得意な被写体

私が135mmのレンズを使うのは、開放で被写体の前後を大きくボカした写真を撮りたいときです。特に花と子供達の写真を撮る時は必ず135mmを持ち出します。

主役の子供と同じ距離にある花にピントを合わせて、その前後にも花を入れて大きくボカしながら少し明るめに撮ると、季節を感じる素敵な写真が撮れます。

ef135mmf2,桜

ef135mmf2,向日葵

向日葵

ef135mmf2,秋桜

秋桜

EF135mmF2の弱点

屋内では使いづらい

先程子供の写真を撮る際に絶妙な距離感と書きましたが、あれはあくまで屋外の撮影であって、屋内ではやはり距離が長過ぎて使いづらく感じます。体育館などのある程度距離が取れる場所なら良いのですが、アパートや一般住宅の屋内での撮影には向いていません。

大きくかさばって目立つ

EF135mm f2は最大径82.5×長さ112mmの大きさで、レンズ自体は許容範囲のサイズですが、フードが大きくてかさばります。

ef135mmf2,フード

フードを付けたままの収納はある程度大きなカメラバッグが必要になりますし、見た目も結構目立つので、近所の公園で子供の写真を撮りたい時などは持ち出すのをためらってしまいます。

AFの初動で迷う事がある

これは私のレンズだけかもしれませんが、オートフォーカスの初動で少し迷って食いつきが悪い事があります。一度合掌してしまうと、その後のサーボAFの追従はまったく問題ありません。

古いレンズなので、こんなものかと思いながら使っていますが、コントラストの低いポイントなどは迷いやすいので避けるようにしています。

aps-c & 85mmも魅力的

先日ツイッターで知り合った、たまの休日さんのブログを拝見して、aps-cセンサーのカメラと85mmの単焦点レンズの組み合わせも魅力的に感じました。フルサイズ換算で約135mmの画角になるので、今回上げた利点が共通します。

たまの休日さんは、屋内スポーツの撮影をされていて、難しい環境にも関わらずノイズも少なくクリアーな画質で、ピントも正確に激しい動きを捉えています。

撮影する方の技術によるところもありますが、aps-cのカメラでも明るいレンズを使えばフルサイズカメラにも負けない写真が撮れることを改めて感じました。

そしてaps-cのカメラと単焦点レンズは小型軽量になるので、携帯性や取り回しが楽になる事にも魅力があります。

私は今持っているaps-cセンサーのカメラはミラーレスのkissMしかないので、ef-m85mmf1.8なんてレンズが発表されたら、間違いなく欲しくなってしまいます。

まとめ

135mmの画角は主役を強調したい写真におすすめしたい画角です。

高価なレンズになりますが、レンズはカメラよりも長く使えますし、まだ使った事がない方はレンタルなどでもよいので、是非この魔法の画角を体感してみてください。

この画角で撮った写真に魅了されてしまったら、欲しくて欲しくてたまらなくなってしまうでしょう。そしていつの日か、ポチっとしてしまう時がやって来るはずです。

この記事を書いた人
Hanka

ガジェット紹介や、趣味の写真の話、子育て日記や、日常雑記などを書いています。

ツイッターインスタYouTubeも利用しているので、そちらでもコメントやメッセージなどをいただけると嬉しいです。

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はんかのあゆみ
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