今日は、キヤノンのフルサイズミラーレスカメラ EOS RP (以下RP)を購入したので、実際に使ってみた感想を書いてみたいと思います。
開封から約半日の感想なので、レビューというよりは、新しいカメラを買ってテンションの上がったおじさんの一日だと思って、温かい目で見ていただければと思います。
事前に準備したもの
スペアバッテリー
今回は純正バッテリーのLP-E17を準備しました。
新製品なので安心第一です。RPの不安要素の1つがバッテリーなので、今後さらにスペアバッテリーが必要であれば価格を考慮して互換バッテリーを検討します。
SDカード(UHS-2)
初めてUHS-Ⅱ対応カードを購入しました。
公式ページにある RPの連続撮影を繰り返すためにはUHS-Ⅱのカードが必要になります。
【追記2019.3.16】
数日使ってみて感じたのですが、RPはUHS-2のカードではなくてもRAW+JPEGラージ/ファインで約42枚の連続撮影が可能なので、撮影に関してはUHS-2のカードではなくても充分かもしれません。
UHS-1とUHS-2の比較を行ってみたので検討している方は以下の記事も参考にしてみてください。
液晶保護フィルム
発売前の準備のため専用品は販売しておらず、 kissM用のものを準備しました。
Kenko 液晶保護フィルム Canon EOS Kiss M/M100/M6用
公式ページではRPの液晶サイズは3.0型(3:2) で、kissMはワイド3.0型となっており、同じ3.0型ですが、表記が少し違っていたので気になっていたのですが、問題なく貼ることができました。
発売後の現在は専用品が発売されているので、交換が必要になったらそちらを購入したいと思っています。
開封&実写
RPを手にしてからの今日一日を振り返りながら、その時々で感じた事を書いてみます。
10:30 カメラのキタムラにて RP購入
11:00 自宅にて開封の義
第一印象は とにかく小さい!
初期設定
最低限の初期設定を済ませます。
動画で開封から初期設定を紹介しています。
RF24-105mm(フード付き)をRPに装着してピークデザインのエブリデイスリング5L入れてみると、専用バックかと思うほどすっぽりと収まりました。
RPはファインダー部分が低いのでカメラの出し入れもかなりスムーズです。
6DⅡもなんとか収まっていましたが少し窮屈なためエブリデイスリング10Lを使っていました。
カメラバックも含めた荷物として考えると、私の場合はRPにすることでかなり携帯性が高くなります。
※動画後半で収納例を紹介しています。
とりあえず、室内で何枚か試し撮りをしてみましたが、個人的な感想として、シャッター音には少しがっかりしました。気になる方は事前に確認が必要かもしれません。
私はあまり気にしないほうなので、半日使うと慣れてしまいました。
RF24-105mm F4 L IS USMとRP
15:30 子供達と水族館に遊びに行きました。
使用レンズはRF24-105mm F4L IS USMです。
まずは、RF24-105mmのオートフォーカスが速くて衝撃的でした。ナノUSMを初めて体感したので、新しいレンズはこんなにも速いのかとびっくりしました。
そしてズームレンズとは思えない描写にも驚きました。解像感や発色も良く、F4でも綺麗なボケで、高感度耐性も充分です。
本当にこのレンズだけで様々な状況を撮れてしまいそうなので、レンズ交換があまりできない旅行などには最適なレンズだと感じました。
ただ、私は今まで単焦点レンズばかり使っていたため、ズームをする事に慣れておらず、画角をコントロールする判断に時間がかかってしまいました。
ついついズームリングを回さずに足ズームを発動してしまいます。
瞬時に画角もイメージした構図を意識して撮れるようになるには慣れが必要そうです。
EF35mm F2 IS USM と RP
17:30
帰宅してから、子供達とホワイトデーのクッキー作りをしました。35mmの単焦点を使用した夜間屋内での日常スナップです。
使用したのはEF35mm F2 IS USM です。
RPにはRF35mm F1.8という魅力的なレンズとのセットもありますが、そこまでは購入できませんでした💦
手持ちのEFレンズの35mmもとても気に入っているので、まだまだ使っていきたいと思います。
手に持った感覚はかなりバランスが良く、この組み合わせで日常のスナップ写真を撮る事が増えそうです。
使い慣れた画角と、大好きなモデル達なので、考えずに撮れて楽しいです。
今まで気軽にスナップ写真を撮る時は、携帯性を重視してkissMとEF-M22mmの組み合わせを選択していました。
もちろんkissMとEF-Mレンズの方が軽量でコンパクトなので、明るいシーンでのスナップはkissMを使うと思います。
ただ、屋内や夜間などの高感度耐性が必要なシーンが多い場合は、RPとEF35mmF2の組み合わせも充分にコンパクトで気軽に持ち出せそうので、状況に合わせて選択の幅が広くなりそうです。
RPの不安要素
バッテリーが小さい
一番心配していたバッテリーですが、フル充電の状態で初期設定からスナップに出かけ、約1027枚の撮影で充電がなくなりました。
水族館にいる間は2時間ほど電源をいれたままバックから出し入れしながら撮影し、車での移動時のみ電源を切るようにしていました。夜の撮影で、ちょうどクッキーが焼きあがって何枚か撮るところでバッテリーが切れて交換しました。予想以上にに沢山の写真が撮れたので、私の用途なら半日くらいのお出かけなら充分に持つと思います。
ただ、レフ機に比べるとやはり撮れる枚数は少ないので、撮影スタイルによっては複数のスペアバッテリーを持ち歩く必要があります。
グリップ感
これも不安要素の1つでしたが私が今日使ったレンズでは問題ありませんでした。
グリップの高さがないので小指は少し外れますが、深さがあるのでしっかり握れるため、取り回しが楽です。
ボディよりも重たい24-105を付けると、重心は前方になりますが、シャッターを切る瞬間はレンズをホールドするので安定して写真を撮れます。
また、液晶での撮影が快適なので、左手でレンズを持ちながら右手のタッチシャッターで撮影するスタイルがとにかく楽でした。動きの激しい被写体以外はファインダーを覗かなくなってしまいそうです。
画質と機能
画質に関しては、素人なので難しい事は言えませんし詳細な比較はしていませんが、印象は6DⅡと同じです。私の用途では全く問題ありませんし、慣れた色なのでとてもありがたいです。
機能面ではシャッタースピードが1/4000までなことと、先幕シャッターがないことが不安ではありますが、使いながら対策を考えていきたいと思います。
EOS RP 最大の魅力
EOS RP の最大の魅力はコンパクトなサイズ感です
正直、EOS RP が発表されたときは、上位機種のEOS Rとの機能の差別化が随所にみられて、
「これなら R 買ったほうがよいかも」
と悩みました。
ただ、実際にカメラを使ってみてると、
「まぁ、小さいから別にいっか♪」
と、「小さい」という特性だけで、様々な弱点をねじ伏せてしまいます。
RPは必要な機能を小さなボディにきっちりと収めたカメラです。「必要な機能」は人それぞれだと思いますが、私には充分過ぎるマイスペックカメラです。
これからいろいろと試しながらRPで楽しく写真を撮っていきます。使用感や色々な比較などを行って、これからRPの購入を検討している方の参考になる情報も提供できたら良いなと思っています。
― 追記 ―
EOS RPを使用して写真を撮った際のブログもいくつか書いてみたので下記もご参照ください。