我が家では、お正月に餅つき大会を開催しているのですが、これがなかなか楽しくて、子供たちも喜んでくれるので、紹介したいと思います。
餅つきは屋外でするイメージがありますが、うちでは自宅のリビングでついてます。
だって冬は寒いから…
屋内なら天気を気にせずできるからね。
本格的な餅つきとは少し違うのですが、家族や親戚で楽しめるおすすめのイベントなので、興味のある方は是非、挑戦してみてください。
屋内での餅つきで準備するもの
屋内で餅つきを始めたのは5年ほど前になるのですが、今まで実際に使った道具を紹介します。
臼(ウス)
餅つき道具の準備で一番ハードル高いやつです。
価格が高いので、使用頻度を考えるとなかなか購入に踏み切れないですよね。
ちなみに我が家が5年前に購入したのはこちら
木製よりも石臼のほうが管理が楽です。
サイズは1升用(10合)から2升や3升用もありますが、自宅屋内で使うので、重さや価格も考えて1升用を購入しました。子供達と餅つきを楽しむには、ベストなサイズです。
専用木台も追加購入しました。
必ず必要なものではありませんが、見た目がかっこよくて、本格的な雰囲気になります。
杵(キネ)
臼にはキネ中(柄長48cm)が付属していますが、キネ小(柄長36cm)とキネ大(柄長66cm)も追加購入しました。
小さい子はキネ小、小学生はキネ大を使っていますが、付属のキネ中だけで十分かも。
何本もキネがあると、準備や片付けが大変…
キネは少し使うと柄の取り付け部分が緩んでくることがありますが、持ち手と逆方向から叩くとしっかりと固定されます。
もち米と米粉
もち米や米粉はいつでもスーパーで購入できます。
米粉は餅が手につかないために使うので片栗粉でも良いですが、トロミが強くなるので汁物に餅を入れるときは、しっかりと払いましょう。
調理用手袋とサランラップ
餅が手につくと洗い落とすのがかなり大変なので、調理用手袋を使っています。
冬は感染症の時期なので、子供達と料理をするときは衛生面にも注意が必要ですよね。
子供達はSSサイズを使っていますが、5歳くらいからやっと指が収まるくらいの大きさ。
また、餅を丸める作業をするときは、テーブルの上にラップをしてしまえば、広く使えますし、片付けも楽なのでおすすめです。
蒸し器
我が家ではパール金属の蒸し器を使っています。
鍋の直径が約26cmで、ちょうど1升のもち米を蒸せるサイズ。IHやガスコンロなど、様々な熱源に対応しているので便利です。
あとは蒸し布も必要ですね。
餅つきのもち米は、蒸し器で蒸すのが普通ですが、うちでは炊飯器で炊くこともあります。
最近は炊飯器のほうが多いかも…
炊飯器でも餅つきはできる?
炊飯器で炊いた餅米でも餅つきはできます。
そしてかなり簡単!
蒸し器で蒸す場合は、前日から餅米を水に浸しておいたり、火加減や蒸し上がりのタイミングを判断するのに慣れが必要ですが、炊飯器ならポチっとボタンを押すだけです。
ただし、炊飯器で炊いたももち米と、蒸し器で蒸したもち米には違いがあるので、準備や調理の際に気をつけるポイントがあります。
炊いたもち米と蒸したもち米の違い
もち米は、普通の米よりも水を吸収しやすいので、炊飯器で水に浸して炊くと、やわらかくなりすぎてしまいます。
餅はモチモチとした弾力が魅力なので、炊飯器で炊いて作ったやわらかい餅を食べたると、
こんなの餅じゃねぇーやい!
と感じる方もいるかもしれません。
ただ個人の感想ですが、やわらかい餅も食べてみると、とても美味しいですし、子供達も食べやすくて気に入ってくれています。
また、餅つきの方法を工夫することで、やわらかくなり過ぎないように調理する事ができます。
炊飯器で餅つきするときのポイント
炊飯器で炊いたもち米を、やわらかくしないためには、水分を最低限にする必要があります。
①水に浸さない
もち米を研いだら、すぐに炊きます。
蒸す場合のように前日から水に浸すと、やわらかくなり過ぎてしまいます。
②水を少なめで炊く
1合(180g)の米を炊くときの水の量は約200mlですが、うちで餅つき用のもち米を炊くときは、1合に対しで180ml程度にしています。
5合のもち米で餅つきをする事が多いのですが、5合の場合は、炊飯器の水の目盛りを4合のあたりにして炊くと丁度良いです。
③水を使わずにつく
餅つきをするときは、合いの手を入れる人が手に水をつけて、餅を返したりキネや臼についた餅をとることがありますが、この時、できるだけ水を使わないようにします。
ここで水を使い過ぎると、餅がべちゃべちゃになってしまうことがあります。
④餅を丸めるときは米粉をたっぷり使う
最後に餅を丸めるときは、米粉や片栗粉をたっぷりとつかいます。
一度ベトベトに手に張り付いてしまうと、綺麗に丸めるのが難しくなるので、始めにしっかりと粉をつけて、綺麗に丸まってから、余分な粉をふるい落とします。
自宅で餅つき大会の流れ
我が家で毎年開催している、餅つき大会の流れを紹介します。(炊飯器バージョン)
①もち米を炊く
普通の米を炊くときと同じようにもち米を研いでから、少なめの水で炊きます。
②臼にお湯を張ってキネを浸す
もち米が冷めないようにするためと、キネが割れないようにするために、お湯に浸します。
1升の石臼なら、台所でもお湯張りができます。
③炊けたもち米を臼に入れて潰す
もち米を均等に潰します。
ここからは時間との勝負。早く餅にしてしまう必要があるので、始めの餅を潰す作業は大人が手際良くやってしまいましょう。
炊飯器で炊いたもち米は潰しやすいので、蒸し器の場合よりも簡単です。
④もちをつく
子供たちが順番に餅つきをします。
掛け声をかけてあげると、子供たちも張り切って餅つきをしてくれます。
時々、餅の小さなかけらが飛ぶことがあります。屋内ではそのままにして固まってしまうと大変なので、すぐに回収しましょう。
手水はできるだけ使わずに、キネについた餅を剥がすときくらいだけ少し使います。
子供だけの力では完全に餅にするのは難しいので、最後は大人がついて仕上げます。
⑤もちを丸める
米粉や片栗粉を手や餅にたっぷりつけて餅を丸めます。
調理用手袋やラップを使うと片付けが楽です。
⑥もちを食べる
きな粉、砂糖醤油、納豆、お汁粉、お雑煮などなど、好みの組み合わせでお餅を食べます。
炊飯器バージョンの餅は軟かいので、一気に詰め込んで喉につまらないように気をつけましょう。
また、お汁粉やお雑煮などの温かい汁に入れておくと、すぐにトロトロに溶けるてしまうので、モチモチの食感を楽しみたい場合は、長く浸しすぎないようにします。
自宅で餅つき大会 まとめ
餅つきは季節を感じる楽しいイベントです。
道具を揃えたり準備をするのは大変ですが、まずは練習で、炊飯器で炊いたもち米を、ボールに入れてのし棒でつくだけでも同じような餅ができるので、試してみるのもおすすめです。
小さな餅つきキットも販売されています。
手軽に餅つきができそうなサイズ感ですね。
本格的な方法ではなくても、餅つきの雰囲気を楽しむだけで、子供達は喜んでくれると思うので、興味のある方は是非、挑戦してみてください。
以上、自宅で餅つき大会の紹介でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。