お稚児さんに6歳の息子と参加してみたら、まさしく「修行」だった話

お稚児さん

先日6歳の長男と お稚児さん(おちごさん)に参加しました。

私は お稚児さん という言葉を聞いたことがなかったので、

パパ
パパ

七五三みたいなもんか

と勝手な解釈をしていました。

実際に参加してみると、特徴的な化粧をして平安時代のような服装で歩く子ども達の行列は、神聖な雰囲気に満ちており、普段はみられない長男の姿を見る事もできて、とても貴重な体験となりました。

今回は、我が家のお稚児さん体験談を簡単にまとめてみたいと思います。

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お稚児さんとは

稚児(ちご)という言葉は、乳飲み子(ちのみご)という言葉が短縮されたものと考えられています。

昔は幼い子どもを教育や修行のためにお寺に預ける習慣があり、その修行をする子ども達を稚児と呼んでいたそうです。

現代では、お寺の行事やお祭りなどで、化粧をして昔の衣装を身に付けた子ども達が練り歩くことを 稚児行列 お稚児さん と呼び、子どもの健やかな成長や学業成就を祈願する目的で行われる事が多いそうです。

お稚児さんの疑問

私たち家族は、新潟県の角田山妙光寺で行われた「ご妙判ご開帳大会(ごみょうはんごかいちょうだいえ)」という行事の稚児出仕に参加させていただきました。

初めての経験でわからない事も多く、参加前に調べたことや、参加してみてわかったことなどをまとめてみたいと思います。

Check

今回の内容は、私たちが参加した稚児行列についての体験レポートです。地域や各行事などによって お稚児さん の内容は様々だと思いますので、興味のある方は是非、お住まいの地域で開催されていないか調べてみてください。

男の子と女の子どっちが多い?

七五三は年齢によって性別が分かれているのでわかりやすいのですが、お稚児さんは男の子と女の子、どちらの参加者が多いのでしょうか。

もし男の子がほとんどいないようなことがあると、うちの長男はヘソを曲げるのではないかと少し心配していたのですが、今年は男女半分ずつくらいの割合でした。

ただ例年だと女の子が多い傾向があるそうです。

確かに女の子の衣装は、頭の飾りなども華やかで可愛らしい衣装なので、親としても「是非この格好を我が子にさせてみたい」思う方が多いのかもしれません。

お稚児さん

今回一緒に参加した姪っ子です。鮮やかな赤い衣装と、きらびやかな冠がとてもよく似合っていました。

何歳くらいが対象?

今回参加した稚児行列では、だいたい6歳くらいまでが対象となっていました。うちの長男は6歳で身長も高いほう(117cm)だったので、衣装のサイズがなかったらどうしようかと心配していたのですが、しっかりと丁度良いサイズの衣装を用意していただきました。

準備するものや費用はどのくらい?

今回の行事で私たちが用意したのは子供用の白足袋だけです。

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参加費用は6,000円でした。

貸衣装に着付けや化粧、記念写真、子どものジュースやおとき(昼食)、記念品までいただいたので、参加費用はとても安く感じました。

両親の服装は?

稚児行列に参加する子ども1人に対して大人が1人付き添うことになっており、付添いの大人は着物かスーツ、ワンピース等の略礼装となっていました。

男性はスーツで、女性はフォーマルスーツやワンピースにジャケットといった服装の方が多かったように思います。

どんなことをするの?

私たちが参加したお稚児さんは下記のような内容でした。

お稚児さんのタイムスケジュール
  • 9:00
    受付

    化粧と着付けを行います。

    準備した足袋を履いて順番を待ちます。

    着付けは着ていた服の上から羽織るので、それ程時間はかかりませんでした。

    化粧は顔を白く塗り、額に黒い眉を塗り、口に赤い口紅を塗ります。長男は初めての化粧体験だったので緊張して、完全にフリーズしていました^_^

  • 9:50
    集合写真撮影
  • 10:00
    法要の練習
    今回の行事では、稚児行列の後の法要で稚児たちが花を添える役割があるのでその練習をします。
  • 10:20
    本堂前に整列
  • 10:30
    お練行列開始
    お寺の参道を練り歩きます。距離は短かったので、履きなれない足袋と草履でも疲れている様子はありませんでした。
  • 10:50
    本堂での法要に参加

    本堂の前列に用意された椅子に腰掛けて法要に参加します。途中で先ほど練習した通りにご宝前にお花を供えます。法要に参加した時間は30分程でした。

    その後はジュースをもらったりして休憩し、自由に過ごします。

  • 12:00
    加持祈祷(かじきとう)
    別室で身体健全、発育増進、学業増進の加持祈祷をしていただきます。

    着替えを済ませてからおとき(昼食)をいただいて終了です。

お稚児さんの写真

お稚児さんは普段は着ることのない華やかな衣装を着ているので、写真が好きなパパやママにとってはフォトジェニックなイベントです。

今回はママが付き添いをしてくれたので、私は自由に動きまわりながら写真を撮ることができました。

他の参加者の方もたくさんいるので、ブログに載せられる写真は限られてしまいますが何枚か紹介します。

写真は全て撮って出しのjpgを圧縮、リサイズ、トリミングしています。使用したカメラはeos rp です。

【化粧、着付け】

お稚児さん

お稚児さん

初めての参加なのでどのくらい動けるのかがわからなかったため、ズームレンズのRF24-105mmF4で撮り始めました。屋内だと結構暗い部屋が多く、F4通しのレンズだと高感度での撮影が多くなりノイズが気になります。

【本堂での練習】

お稚児さん

ある程度自由に動けるようだったので単焦点レンズのEF135mmF2に変更します。色鮮やかな衣装を着ているので、クリアで発色のよい単焦点レンズで撮るとかなり映えます。

【稚児行列】

お稚児さん

お稚児さん

屋外は晴天でかなり明るかったので、開放絞りのF2を使うと露出オーバーになってしまうため、ND4の減光フィルターを使用しています。

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135mmは屋外で使う事が多く、どうしても開放絞りを使いたくなるので、最近は減光フィルターをつけっぱなしにしています。

今回の稚児行列に参加させていただいた妙光寺はとても綺麗なお寺です。参道も緑に囲まれた素晴らしい景観なので、広角レンズで景色も一緒に写したいなぁと考えているうちに稚児行列が終わってしまいました。

パパ
パパ

やっぱり最後までズームレンズで撮影したほうが良かったのかも…

初めて参加する行事やイベントは、レンズ選びがとても難しいです。

お稚児さんは修行?

お稚児さんは、子どもには結構大変な行事です。

いくら行事の趣旨を説明しても、6歳以下の子どもにはなかなか納得してもらえません。

慣れない服装や履物で歩いたり、法要ではたくさん方に注目されながら、長い時間じっとしているのは、現代っ子にとってはまさに「修行」です。

今回も後半になると、じっとしていられない子や怒りだす子、泣いてしまう子もいました。

うちの長男も途中で飽きてしまってふてくされた様子でしたが、

パパ
パパ

終わったら好きなとこに遊びに行くから最後まで頑張りな!

と伝えると、なんとか気持ちを持ち直してくれました。

無事に修行を終えるためには、子供のモチベーションを維持することも重要なポイントです。

 

我が家の初めての お稚児さん は、健康や学業増進の祈願だけでなく、忍耐力のない長男が、少しだけ成長した姿を見せてくれた素敵な体験でした。

最後に、約束どおり長男に行きたい場所を聞くと、「海!」という希望だったので、春の日本海に立ち寄って砂浜で散々遊んでから帰りました。

日本海,春

「ダメだよ!」と言ってるのに速攻で海に入り、びしょ濡れになる長男…

まだまだ修行が必要です。

この記事を書いた人
Hanka

ガジェット紹介や、趣味の写真の話、子育て日記や、日常雑記などを書いています。

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