アウトドアで食事を楽しむための重要アイテムとなるのがコンロ(グリル)とテーブルです。
前回の記事で、バーベキューコンロとしておすすめのスノーピークの焚火台を紹介しました。
今回は、その焚火台の魅力を最大限に引き出してくれる ジカロテーブル を紹介します。
結論から言うと、この製品の満足度は99点!
唯一の不満は29,800円(税別)という価格が我が家の使用頻度を考えると割高に感じることだけですが、製品の仕様や機能を考えると、間違いなくお値段以上に価値のあるテーブルです。
スノーピークのジカロテーブルと焚火台は、アウトドアの食事の楽しさを倍増してくれる最高の組み合わせだと思うので、実際の使用感や製品の魅力について細かく紹介していきたいと思います。
ジカロテーブルって何なん?
「ジカロ」は日本語の地下炉(囲炉裏)のことで、薪や炭火を熾した炉を囲むテーブルなのでジカロテーブル。あまり聞き慣れない言葉ですが、とてもシンプルなネーミングですね。
ジカロテーブルの特徴と使い方
ジカロテーブルは4組の天板と脚を組み立てて使う高さ40cmのステンレス製テーブルです。
製品には天板と脚部の他に、収納や持ち運びに便利な専用ケースも同梱されていました。
天板と脚はワンタッチで簡単に着脱できます。
天板と天板の着脱も、ネジとスリットを合わせて締めるだけなので簡単です。
天板横の短辺を合わせると八角形になります。
天板横の長辺を合わせると正方形になります。
ジカロテーブルのおすすめポイント
頑丈で衛生的でお手入れ簡単
ジカロテーブルの天板と脚はオールステンレス製で熱に強く、焚火や炭火、ガス調理器の近くでも気にせずに使うことができます。
頑丈で錆に強いので長く使えるというメリットもありますし、嫌な臭いが付きにくく油汚れも簡単に拭き取れるのでお手入れが簡単です。
アウトドア用のテーブルはステンレスが最適ですね。
脚は細いパイプ状ですが、各天板ごとに配置されているので、普通の4本脚のテーブルよりもぐらつきが少なく、想像以上に安定しています。
絶妙な距離感
スノーピークのジカロテーブルと焚火台を組み合わせて使うことで、炭火や焚火と、それを囲む人との距離が絶妙です。
自然に話す声が届く距離。
火の暖かさを心地良く感じる距離。
子ども達を火から安全に遠ざける距離。
無理なく火力調節や料理ができる距離。
全ての距離が丁度良く、ゆったりとリラックスした気分で食事を楽しむことができます。
高さ40mのテーブルはキャンピングチェアーに腰掛けて使うのにベストな高さで、我が家の5歳の次男(115cm)も1人で食事ができます。
スノーピークの焚火台Lにグリルプレートを最上段にセットすると、テーブルとグリルがフラットになるので、バーベキューでは食材を焼いたり取り分けたりするのがとても楽です。
ベースプレートスタンドを使用すると、グリル面は少し高くなりますが、サイドから炭を追加したり、炭の横でホイル焼きなどを調理するのは楽になります。
八角形のテーブルは、家族全員でグリルを囲んで向き合うので、四角いテーブルよりもみんなで食事を楽しんでいるという一体感があります。
角が突出していないので、子ども達が引っかかって食べ物や飲み物をひっくり返す心配も少なく、テーブルの周りで自由に動きまわっていても安心してみていることができます。
もう何というか…全てが完璧なんです!
価格は高いけどね…
初めてジカロテーブルと焚火台でバーベキューをした日は、感動!を通り越して、この製品を開発してくれた人に「ありがとう」っていう感謝の気持ちでいっぱいになりました。
もう少し安いとありがたいけどね…
アレンジ豊富で使い方いろいろ
ジカロテーブルには、焚火台との使用を想定した八角形バージョンと、ギガパワーLIストーブ剛炎との使用を想定した四角形バージョンがあります。
スノーピークのギガパワーLIストーブ剛炎はハイパワーなガスバーナーで、様々な調理に使える憧れの製品ですが、お値段もかなりハイパワー。
我が家では今のところ本格的なガス調理はしていないので、コンパクトなギガパワーストーブを使用しています。
ガス調理の場合は、ジカロテーブルも四角形のコンパクトスタイルで十分に料理や食事ができますし、キャンプの朝食などでスペースを節約したいときには丁度良いサイズです。
ガスと炭火を両方使うために、ジカロテーブルを2台連結するとう離れ技もあります。
サイドに連結できるテーブルもあるので、テーブルを組み替えてオプションを連結したりと、自由自在にアレンジできます。
ジカロテーブルとマルチファンクションテーブル竹の相性が抜群
我が家ではジカロテーブルにマルチファンクションテーブル竹(ロング)を追加しました。
ジカロテーブルに連結されたサイドテーブルがあると、バーベキューで食材や調味料を置いたり、ギガパワーストーブで米を炊いたり、人数が多いときの食事用テーブルにしたりと、いろいろな用途に使えます。
個人的には、このジカロテーブルと焚火台とサイドテーブルの組み合わせが、バーベキューのベストスタイルじゃないかと感じています。
マルチファンクションクションテーブルについては、以下の記事でも詳しく紹介しているのでご参照ください。
ジカロテーブルはストーブガードにも最適
冬キャンプではジカロテーブルをストーブガードとして使うのもおすすめです。
小さい子どもがストーブに触って火傷してしまうのを防いでくれますし、テーブルの下は温かいし、ストーブの上で鍋料理をしてジカロテーブルで食事ができますし、もういろいろ完璧です。
我が家ではアルパカストーブを使っていますが、ジカロテーブルと高さがぴったりで火力も強いのでおすすめです。
アルパカストーブは下記の記事でレビューしているので、こちらもご参照ください。
ジカロテーブルのデメリット
ジカロテーブルはオプションも含めて価格が高いということをチクチク書いてきましたが、もう一つ気になったことは傷が目立つことです。
ステンレスは傷に強い?
ステンレスは傷やサビに強いのですが、食器の角などが強くあたると細かな傷がつきます。
購入初期は表面に光沢があってとても綺麗な状態なので、小さな傷でもそこそこ目立ちます。
台所のステンレスシンクのように、使い込むうちに細かな傷が重なって気にならなくなるのですが、初めて使った日に傷だらけになったのは結構ショックでした。
家族の歴史を刻んでると思いましょう。
ジカロテーブルの代用品
ジカロテーブルの代用品としてコールマンのファイアープレイステーブルも検討しました。
中央の開口部は65cm×65cmなので、ジカロテーブル(開口部60cm×60cm)よりも少し広く、スノーピークの焚火台でも問題なく使えます。
見た目もかっこいいですし、なによりお値段がジカロテーブルの1/3くらいなのが魅力的。
ただ、高さが27cmと少し低いことが気になり、我が家ではジカロテーブルの方を選びました。
実際にジカロテーブルを使ってみると、使い勝手に関しては想像以上の製品で、スノーピークの焚火台との相性も抜群なので、やっぱり焚火台と囲炉裏テーブルは同じメーカーで揃えたほうが良いと思います。ちなみに、コールマンの焚火台もめちゃくちゃかっこいいですよ。
以上、スノーピークのジカロテーブルの紹介でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。