【EOS RPと6D2 】両方使って感じた事。これから買うならどっち?

EOS RP,6D2

今回は EOS RPと6D2 の両機種を実際に使ってみて感じたことを書いてみたいと思います。

以前EOS RP(以下RP)が発表された日に両機種のスペックについて比較をしてみました。

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その後RPを購入して両機種を使っみた結果から、使用感や機能の違いなどについて改めて比較してみたいと思います。

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EOS RPの良い所

携帯性が高い

これが間違いなくRPの一番の魅力です。

購入日のレビューにも書きましたが、RPにRF24-105mmを付けてエブリデイスリング5l に入れて何度か出かけてみましたが、レンズフードを付けたままでスムーズに取り出しができるので、コンパクトなスリングバックの携帯性や速写性を最大限に生かす事ができます。

eosrp,エブリデイスリング5l

eosrpをエブリデイスリング5lに収納

荷物としての携帯性はkissMとあまり変わらないので、このサイズに慣れてしまうと、フルサイズ一眼レフの中ではコンパクトな6D2でも持ち出すのが少し億劫になってしまいます。

正直私の場合は、この携帯性の違いだけでRPバンザイなのですが、一応他にも細々とした違いについて書いていきたいと思います。

C-RAWが選択できる。

RPは画質の劣化が少ないままファイル容量を小さくできるC-RAWを選択できます。

EOS RP,C-RAW

32GBのSDカードを使用した場合の撮影可能枚数の目安はRAW+jpegで790枚、C-RAW+jpegで1160枚という違いがあり、私の場合は一日写真を撮る場合でも32GBの容量で充分足りると思います。

自宅で写真データを管理する時も、何年も撮り溜めた行くと必要なストレージに大きな違いがでてくると思います。

またC-RAWはiPadアプリのDPP4expressに対応しているので、iPadでDPP4を使っての RAW現像ができます。

カメラ内DLO

RPはカメラ内でデジタルレンズオプティマイザを適用できるため、レンズや設定によってはjpg画質に違いがでてきます。

eosrp,DLO

DLOだけを使いたい時などに、6D2はわざわざPCを使う必要があったのですがRPはその手間がなくなります。

また、DLOを有効にしても撮影していて極端に記録が遅くなる感覚がないので、常に有効にしていても苦になりません。

AFポイント選択が簡単

RPにはサーボAF対応瞳AF、広範囲AF領域、高密度AFポイント、タッチ&ドラッグAF、領域拡大AFなど、6D2にはない魅力的なAF機能がいくつかあります。

私はAFポイントの選択を自分で行う事が多いので、ファインダー撮影時のタッチ&ドラッグAFによる操作性の改善が一番ありがたく感じました。

eosrp,タッチ&ドラッグAF

6D2はAFポイントを自分で選択する場合は十字キーをポチポチと押して移動ささる必要があります。

RPのタッチ&ドラッグAFはファインダーを覗きながら親指でグリグリとAFポイントを動かす事ができるので、素早く簡単にAFポイントの選択ができます。

ポチポチがグリグリに変わるとかなり違います。というかミラーレス一眼カメラの高密度AFポイントはポチポチではかなり大変だと思います。

またファインダー撮影から液晶でのタッチ操作によるAFポイント選択も、カメラを持ち替えるだけで簡単に切り替えができるので楽です。

マニュアルフォーカスが簡単

ミラーレス一眼カメラの利点ですが、ファインダー撮影でもピント面を視認できる事や、ピーキング機能で色をつけたり、拡大表示での確認が簡単にできるので、マニュアルフォーカスが6D2よりも簡単です。

eosrp,ピーキング

家族写真を撮っているとあまりマニュアルフォーカスを使うことがないのですが、これだけ簡単にマニュアルフォーカスができるのであれば、マクロ撮影などにも挑戦してみたくなります。

パパ
パパ

レンズないけども・・

マニュアル露出の失敗が減る

これもミラーレス一眼カメラの利点ですが、ファインダーでも明るさを視認できるのでマニュアル露出での失敗が少なくなります。

特に日中の屋外で写真を撮っていると、太陽光のあたり方で明るさがころころと変わってしまうので、6D2ではマニュアル露出でファインダー撮影をしていて、びっくりする程の失敗をやらかした事が何度もあります。

ファインダーの下に表示されている露出計は見ているつもりでも、撮る瞬間は被写体に集中しているので意外に気づかない事があります。

RPの電子ビューファインダーは被写体の明るさを確認しながら撮影できますし、ファインダー内にヒストグラムを表示することもできるので、明るさの確認が6D2よりも簡単で正確にできます。

eosrp,ファインダー

カスタム機能が豊富

RPは6D2よりも物理ボタンは少ないのですが、カスタム機能が豊富なため自分好みの設定にすることができます。

eosrp,カスタマイズ

さらに液晶操作も加えると操作性は6D2よりもRPのほうが良いと感じます。

RFレンズの魅力

RF24-105mmは、AFの速さ、ズームレンズとは思えない描写、便利な焦点距離、レンズリングの利便性などからとても気に入っています。大きく重いというデメリットはありますが、上記のメリットを考えると苦になりません。

また今後発売予定のレンズにも魅力的なものがたくさんあるので、レンズをあまり持っていない私にとっては、RFレンズの将来性に魅力を感じます。

6D2の良い所

グリップ感

撮影時のグリップ感に関しては6D2のほうが良いです。特に親指AFのボタンの位置は私の手にピッタリだったので、RPの場合は操作方法を見直す必要がありました。

eosrp,グリップ

詳しくは下記の記事で紹介しています。

バッテリー

バッテリー持ちに関しても6D2が圧倒的に有利です。私の用途では6D2では一日中使ってもバッテリー残量を気にする事はありませんでしたが、RPは半日の使用を交換の目安にしています。

RPのレビューをみていると、300枚程度という方が多いように感じますが、おそらく連続撮影をほとんどしない場合の枚数ではないかと思います。

何日間かフル充電のバッテリーで撮影枚数をみてみましたが、毎回800〜1000枚程度の撮影ができました。おそらく、常に動きまわる子供達を撮影する事がほとんどなので、無駄にパシャパシャと連続撮影をしているのだと思います。

連続撮影の場合、結局残すのはその中の1枚になるので、選定すると300枚程度の枚数になります。

少し気になるのは、個体差かもしれませんが、バッテリー表示が前半はなかなか減らず、後半に一気に少なくなるような印象があります。

先日は400枚程度撮ったのにバッテリー表示が全く減っておらず、その後数十枚撮った後に一気に半分まで減っていて驚きました。

個体差やバッテリーの問題(使用しているのは純正バッテリーです)かもしれませんが、この辺の特性を意識しながらバッテリー残量には気を使っています。

動体撮影での視認性が高い

6D2の光学ファインダーのほうが動体撮影時の視認性が高いです。RPは撮影時や撮影後にカクカクとした表示の引っ掛かりがあります。

家族写真などでは苦になりませんが、激しく動く動体を追い続ける場合などは6D2のほうが有利だと思います。

ただ、そういった用途の場合には6D2でも連続撮影枚数が足らないと思うので、上位機種を考える必要があるのだと思います。

先幕シャッター

RPは電子先幕シャッターのみしか選択肢がないため、開放F値の小さい単焦点レンズでの高速シャッタースピード撮影では、ボケが欠ける可能性があります。

私は135mm F2と35mmf2のレンズをよく使うのですが、F2でも晴天時の撮影はSS1/4000が必要になる事があるので、必要に応じてNDフィルターを使うか潔く絞るしかありません。

ただ、6D2もRP同様にシャッタースピードの上限が1/4000であったため、135mmf2や35mmf2を屋外晴天時に使っていると露出オーバーになって絞る事が結構ありました。

この悩みを解決するには、さらに上位機種を選択する必要があるのかと思います。

まとめ

3週間程RPと6D2 を併用してみて、両機種ともにメリット、デメリットはありますが、携帯性の違いから、RPのほうを持ち出すことが多くなると感じます。

一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラでは操作性が微妙に違うため、kissMと併用する場合もRPのほうがスムーズに使い分ける事ができました。

機能や実売価格の近い両機種ですが、これから新たにカメラを購入するのであれば、ミラーレス一眼カメラの将来性から、6D2よりもRPを選択したほうが良いと私は思います。

RPは動きの激しい動体撮影をする場合などは、ファインダーの視認性や連写性能が不足しているため上位機種の検討が必要になります。

家族写真や日時スナップなどの用途では、軽量コンパクトで携帯性が高く、気軽に持ち出せるフルサイズセンサーのカメラとして充分な性能です。

便利なRF 24-105mmというレンズと合わせて、これからのイベントや旅行でたくさん活躍してくれると思います。

この記事を書いた人
Hanka

ガジェット紹介や、趣味の写真の話、子育て日記や、日常雑記などを書いています。

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