手持ちの自由雲台に、左右に回旋するパン機能が追加できるクランプを取り付けてみました。
購入したのはMENGS PAN-Aというアルカスイス互換のクイックリリースクランプです。
手頃な価格(執筆時Amazonで約3,000円)のクランプですがお値段以上の性能を発揮してくれて、動画撮影やパノラマ撮影などに活躍してくれそうです。
自由雲台にはパン機能が搭載されている製品もありますが、手持ちの雲台を使いながら、手軽にパン機能を追加してみたいという方に参考にしていただければと思います。
MENGS PAN-Aの外観と特徴
開梱すると製品と変換ネジが付属しています。
重さは191g。サイズは直径77mm。
クランプロック用の長いノブと、パン機能をロックするための短いノブがついています。
上部はアルカスイス互換のクランプになっており、目盛りがあるのでセンターを合わせることができます。小さな水平器もついています。
パン機能のジョイント下部には360°のメモリがついていて、上部のマークと合わせながら正確な角度調整ができます。
底部にはアルカスイス互換のプレートがついているので、三脚や雲台にアルカスイス互換のクランプがついていれば、簡単に着脱ができます。
プレートを外して三脚ネジと直接固定も可能ですが、プレートを外すための六角レンチは付属していないので別途準備する必要があります。
本体のネジ穴は3/8インチなので、付属のアダプターで1/4インチに変更して装着します。
MENGS PAN-Aの使い方
使い方は簡単です。パンロックノブを緩めることで、クランプ上部を左右に回旋させてカメラのパン操作ができます。
クランプロックノブが少し長くなっているので、パン棒がわりにつまんで操作ができます。
動きは滑らかで、パン機能だけが欲しい場合はこのクランプでも十分だと感じました。
パン機能付きクランプのメリット
MENGS PAN-Aのメリットは2つ。
①必要に応じて着脱できる
パン機能は常に使うとは限らないので、普段は外しておくことで、軽量コンパクトでシンプルな操作性の自由雲台の利点を妨げません。
着脱はクイックリリースシステムを導入していれば簡単にできるので、必要に応じて手軽にパン機能を追加することができます。
②様々な雲台で併用できる
すでにいくつか自由雲台を持っている場合は、様々な雲台でPAN-Aを併用できます。
新たにパン機能付きの雲台を購入するよりも、MENGS PAN-Aだけのほうが価格も安いので、コストを最小限にすることができますね。
パン機能付きクランプのデメリット
正直あまりデメリットが思い浮かばないのですが、パン機能一体型の雲台にくらべると、装着時に重くてかさばることくらいでしょうか。
Amazonのレビューをみると、ネジ穴に直接取り付けるとパン操作が重くなるという報告がいくつかありましたが、わたしの購入した製品は全く問題ありませんでした。
改良されたのかもしれませんが、個体差の可能性もあるので、購入後はネジ穴に直接付けた場合のパン操作を確認したほうが良さそうです。
自由雲台にパン機能付きクイックリリースクランプはおすすめ?
MENGS PAN-Aは手持ちの雲台に手軽にパン機能を追加できるおすすめの製品です。
パン機能が搭載された自由雲台には、コンパクトで手頃な価格の製品もあるので、初めて雲台を購入する場合は、そういった製品を選んでも良いと思います。
ただ、すでにいくつか雲台を使っていてパン機能だけを追加したい場合や、クイックリリースシステムを導入するために新たにクランプの購入を検討している場合などは、手頃な価格で購入できるPAN-A を是非試してみてください。
以上、パン機能付きクイックリリースクランプ MENGS PAN-Aの紹介でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。