【Peak Design VS NOMATIC】最強スリングはどっち?

peakdesign,NOMATIC

こんにちは、はんか です!

今回はPeakDesignのエブリデイスリングとNOMATICのカメラスリングという2つのカメラバッグを比較してみたいと思います。

peakdesgin,ノマティック

Peak Designのエブリデイスリングシリーズは、シンプルなデザインと、機能的で使い勝手の良い構造が評価されていて、カメラ用のスリングバッグとしは定番の製品です。

NOMATICのカメラスリングは、基本的な仕様はPeak Designのエブリデイスリングシリーズにかなり似ていますが、少し変わった機能などが搭載されていて、また違った魅力のある製品です。

この記事では、2つのスリングバッグを実際に使ってみた感想や、それぞれのメリットとデメリットを紹介していきますので、どちらかの製品の購入を検討している方や、コンパクトなカメラバッグ選びで悩んでいるという方に参考にしていただければと思います。

この記事の内容はYouTubeでも紹介しているので、そちらもご参照ください。

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Peak DesignとNOMATICの共通点

外観

まずは外観ですが、どちらの製品もシンプルなデザインで表面素材も同じようなナイロン素材なので、身につけたときの印象はかなり似ています。

ピークデザイン,ノマティック

NOMATICのカメラスリングの方が少し角ばった形で、横からみたときに少しボッコリとしているので気になる方がいるかもしれませんが、個人的には個性があってけっこう気に入っています。

ハンドストラップ

どちらのバッグにもハンドストラップがついていて、手に持って持ち運ぶこともできますし、キャリーケースのハンドルを差し込んで運ぶこともできます。

ピークデザインのエブリデイスリング10LV2の持ち手
Peak Design エブリデイスリング10L ハンドストラップ
ピークデザインのエブリデイスリング10LV2をスーツケースやキャリーケースに取り付け
エブリデイスリング10L キャリーケースに取り付け
カメラスリング8L,ハンドストラップ
NOMATIC カメラスリング8L ハンドストラップ
カメラスリング,キャリーバッグ
カメラスリング8L キャリーケースに取り付け

ショルダーストラップ

ストラップはどちらも同じようなツルツルした質感で、軽くて強度のある素材です。どの製品も左右のバックルで長さ調節が可能ですが、幅はカメラスリングが1cmくらい太くなっています。

ピークデザインのエブリデイスリング10LV2のストラップベルト
エブリデイスリング10L ショルダーストラップ
カメラスリング,ストラップ
カメラスリング8L ショルダーストラップ
ピークデザイン,ショルダーベルト

本体とショルダーストラップのジョイント部分はは可動性のあるアンカータイプで、身体へのフィット感はどの製品もほとんど変わりません。

NOMATIC,ピークデザイン,比較

止水ファスナー

収納部の開閉は止水ファスナーで、エブリデイスリング5L以外は左右どちら側にも開けるダブルファスナーになっています。

エブリデイスリング,カメラスリング
エブリデイスリング10LV2,止水ファスナー
エブリデイスリング10L ダブルファスナー
カメラバッグ,ダブルジッパー
カメラスリング8L ダブルファスナー

実際に使ってみた感覚では、エブリデイスリング6Lと10Lとカメラスリング8Lの動きの滑らかさはほとんど変わりません。エブリデイスリング5Lは旧型なので少し硬さがあります。

防水性能は全ての製品がウォーターレジスタンスなので、多少の雨や雪くらいであれば、しっかりと中の機材を保護してくれます。

エブリデイスリングの良いところ

続いてそれぞれのバッグのメリットとデメリットを紹介します。まずはPeak Designのエブリデイスリングシリーズの良いところです。

購入しやすい

NOMATICのカメラスリング8Lは、2022年の5月に日本国内のクラファン支援者の手元にやっと届いたばかりの製品で、今のところ国内では販売されていません。

そのため、すぐに購入したいという方はB&Hなどで個人輸入するしかないので、どうしても手間と時間がかかります。

それに比べてPeak Designのエブリデイスリング は、国内のAmazonや楽天やYahooなどのネットショップで販売されていて、注文すれば最短で翌日には手元に届きます。

また東京に直営店もあるので、近隣の方であれば実際に製品を手に取って確かめてから購入を検討することもできます。国内に実店舗があるというだけで安心感がありますよね。

NOMATICの過去の製品では、クラファン後に国内のネットショップでも販売されたので、カメラスリングももうしばらくすれば手軽に購入できるようになるかもしれませんが、現時点ではPeakDesignよりも購入に手間がかかるというのがデメリットのひとつです。

カラーとサイズを選べる

Peak Designのエブリデイスリングシリーズには現在3Lと6Lと10Lの3つのサイズがあり、3Lと10Lはブラックとアッシュの2色、6Lはブラックとアッシュとミッドナイト(紺色)の3色から選ぶことができます。

NOMATICのカメラスリングのサイズは8Lのみで、カラーもブラックしかありません。

ノマティック,カメラバッグ
NOMATIC カメラスリング 8L ブラック

カラーに関しては好みもあると思いますが、選択肢は多い方がありがたいですし、サイズに関しても機材の大きさや量は人それぞれなので、もう少しラインナップがあると、より多くのユーザーに求められる製品になると思います。個人的にはもう少し大きいサイズがあると嬉しかったです。

例えば、カメラの他に2本以上交換レンズを持ち歩きたいときは、8Lのカメラスリングに納めるのはかなり難しいですが、Peak Designのエブリデイスリング10Lであれば、カメラ+小三元ズーム3本くらいが収まる収納力があります。

エブリデイスリング ,容量
広角小三元は持っていませんが、100400も収まるので余裕だと思います。

どんなに魅力的なカメラバッグでも、手持ちの機材が収まらなければ選択肢からは外れてしまうと思うので、サイズを選べるというのは、エブリデイスリングシリーズの大きなメリットです。

またエブリデイスリングにはIPadを収納するスペースもあるので、IPadを頻繁に持ち出すという方にはエブリデイスリングがおすすめです。

エブリデイスリング10LのIPad収納スペース

③拡張機能

Peak Designにはカメラを簡単に着脱できるキャプチャーという製品があり、エブリデイスリングシリーズのサイドに取り付けることができます。

キャプチャーを使うことで、カメラバッグの外にも機材を取り付けることができるので、総合的な収納力に関してはNOMATICよりもPeak Designのほうが有利です。

④ショルダーストラップの長さ調節

Peak Designにはショルダーストラップの長さを調整できるバックルが搭載されています。

自転車や乗り物に乗るときに、ワンタッチでショルダーストラップを短くして、バッグを身体にぴったりと固定させることができます。

NOMATICのカメラスリングにも、スタビライザーストラップという付属品があって、これを使えばバッグを身体に固定することはできるんですが、これの着脱がけっこう面倒です。

NOMATICのスタビライザーストラップを取り付けた状態。安定しますが着脱が面倒です。

頻回にショルダーストラップの長さを変えることがある方は、Peak Designのエブリデイスリングのほうが使い勝手は良いと思います。

カメラスリングの良いところ

続いてカメラスリングの良いところ。

ショルダーパット

スリングバッグやショルダーバッグは、ストラップ一本で全ての重さを支えるので、一番負担のかかる肩にあたる部分のショルダーパットの性能はとても重要になります。

カメラスリング,ショルダーストラップ

カメラスリングもエブリデイスリングシリーズにもショルダーパットはついていますが、一番厚みがあってクッション性が高いのはカメラスリングのショルダーパットでした。

NOMATIC,肩パット
カメラバッグ,肩パッド
ショルダーバッグ,肩パット
ピークデザインの肩パッド
ショルダーパット,厚さ
カメラスリング8Lのショルダーパットの厚み

エブリデイスリングの5Lや6Lのショルダーパットはかなり薄いので、緩衝性能は正直あまり期待できないんですが、容量が少ないので今まで使っていて肩が痛くなったことはありません。

エブリデイスリング10Lのショルダーパットは5Lや6Lに比べると厚みも幅もありますが、容量がかなり多いので、少し物足りなく感じることがあります。

カメラと大口径レンズを3本詰め込むと、総重量が3kgくらいになるので、さすがにそのくらいの重さを片側の肩だけに背負って一日中歩き回っていると、肩が痛くなってきます。

カメラスリング8Lのショルダーパットは幅や長さは明らかにエブリデイスリング10Lのショルダーパッドよりも大きくて、厚みも数ミリですが厚くなっています。

8Lという容量を考えると、ここまで贅沢にしなくても良かったのではないかとも思いますが、スリングバッグにとってショルダーパッドの緩衝性能はかなり重要なポイントなので、ここにしっかりとコストをかけているのは、さすがNOMATICだと思います。

収納部

もうひとつ、カメラスリングの大きな魅力は、収納部のファスナーを全開まで開いたときの開口部の広さです。

エブリデイスリングに比べて、カメラスリングはガッパリと大きく開いて、メイン収納も小物収納もしっかりと視認できますし、機材の出し入れがすごくスムーズです。

カメラバッグ,取り出しやすい

エブリデイスリングはファスナーを全開にしても開口部が自然に閉じた状態になるので、バッグの中を確認したり機材を出し入れするときにフタ側を少し開く必要があります。

ピークデザイン,エブリデイスリング10LV2,引っかかり

ほんのひと手間なんですが、カメラスリングを使ってからエブリデイスリングを使うと、これがけっこう面倒に感じてしまいます。

ただ、カメラスリングはファスナーを全開まで開かないと機材の取り出しができないので、何度も開け閉めするのは面倒と感じるかもしれませんが、そこで活躍してくれるのがクイッククローザーシステムです。

紐についたフックを引っ掛けるだけで、簡易的に開口部を閉じておくというシンプルな機能なんですが、これが実際に使ってみるとめちゃくちゃ便利です。

クイッククローザーシステム
ノマティック,クイッククローザー

カメラを取り出した後に、片手だけでバッグの開口部を閉じておくことができますし、簡易的とはいえ多少の雨や埃の侵入は防ぐことができますし、機材を戻すときもフックを外すだけで開口部が大きく開くのでとても簡単です。

スリングバッグ,おすすめ

メイン収納のインナー部分に関しても、エブリデイスリングよりもカメラスリングの方が硬さがあって型崩れしにくい構造になっているので、機材を入れたときの安定感や安心感もカメラスリングの方が高いと思います。

カメラバッグ,インナー
バッグの中にインナーボックスが入っているような感じ。フタ部分も硬さがあるので安心です。

NOMATICとPeak Designの使い分け

Peak DesignとNOMATICのスリングバッグを両方とも使ってみた結果、どちらにもメリット、デメリットはあるんですが、個人的にはNOMATICのカメラスリング8Lをメインに使っていこうと思っています。

NOMATIC,スリングバッグ

やっぱり機材の収まりの良さや出し入れのスムーズさは、速写性が求められるスリングバッグにとって重要なポイントです。

ただし。どうしても容量的に8Lには収まらない場合もあるので、そんな時はPeak Designのエブリデイスリング10Lを使うことになると思います。

私は比較的コンパクトなカメラやレンズを使っているので、8Lのカメラスリングを使うことが多くなると思いますが、カメラバッグは収納したい機材によって必要な機能や大きさは変わってくると思うので、ぜひ、手持ちのカメラやレンズの大きさに丁度良い、ベストなサイズのカメラバッグを選んでみてください。

バックパックやショルダーバッグに比べると、カメラ用のスリングバッグは選択肢が少ないので、これからもPeak DesignやNOMATICには、さらに魅力的な製品を開発していってくれると嬉しいです。

以上、今回はPeak DesignとNOMATICのスリングバッグの違いについてまとめてみました。最後まで読んでいただきありがとうございました!

この記事を書いた人
Hanka

ガジェット紹介や、趣味の写真の話、子育て日記や、日常雑記などを書いています。

ツイッターインスタYouTubeも利用しているので、そちらでもコメントやメッセージなどをいただけると嬉しいです。

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