【桜と子供の写真】遠くの名所より近所の桜がお勧めな理由。

ef135mmf2,桜

今回のテーマは 桜と子供の写真 です。

春といえば桜。春の到来を感じさせてくる日本の国花です。南から北へ一斉に咲き誇り、あっという間に散ってしまう桜。ちょうど出会いや別れの時期と重なって、その可憐さと儚さで多くの人を魅了する美しい花です。

咲いても散っても絵になる桜は、写真好きなおじさん達にとっても魅力的な被写体です。春になると、桜の開花予想や天気予報を気にしながら、そわそわと計画を立て始めます。

私もこの時期になると、カメラを持って子供達と一緒に近所の桜の写真を撮りに行きます。

今回は子育てパパ目線で、子供と桜の写真を撮るために我が家が実践している事を書いてみたいと思います。

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遠くの名所よりも近所の桜

春のお花見にはいろいろな楽しみがあります。

たくさんの桜が咲き誇る名所にいけば、屋台が立ち並んだお祭りのような雰囲気だったり、夜には綺麗にライトアップされて昼間とは違った景観を楽しめます。

ただ、そういった場所は桜が見頃を迎える時期にはたくさんの人が集まり混雑してしまいます。

もちろんお祭り気分を楽しむのもよいのですが、小さな子供を連れていると、迷子にならないように気をつけたり、周囲の方に迷惑をかけないように気を使うことが多く、ゆっくりと写真を撮っている余裕がありません。

混雑する桜の名所に家族で行く場合は、あまり写真の事は考えずに、お花見の雰囲気をじっくりと楽しんだほうが得策だと私は思います。

桜の写真を撮る事が目的で出かけるのであれば、混雑する桜の名所に行くよりも、本数は少なくてもよいので、近所にある公園や川原などに咲いている桜がおすすめです。

近所の桜であれば、仕事の帰り道などで開花状況を把握できますし、毎年同じ場所に咲く花ですから、見頃の時期や、時間帯による光の当たり方も把握しやすく、事前にカメラの設定や構図もある程度は想定しておくことができます。

気軽に行ける距離であれば、天候をみながらお散歩や保育園の帰りなどに立ち寄って、短い時間で撮り終わりますし、子供達も周囲を気にせずに遊んでいる自然な姿を撮ったほうが素敵な表情をみせてくれます。

主題を決めて後は引き算

近所の桜は本数が少なく、景色としては少し迫力がないように感じてしまうかもしれません。

主題が「景色」であれば物足りないロケーションだとしても、「桜」や「子供」を主題として撮りたいのであれば、例え一本の桜であっても上手に切り取ることで素敵な写真が撮れます。

写真は引き算と言われるように、明確な主題がある場合は、余計な物を写さずに主役をシンプルに撮ったほうが意図が伝わりやすくなります。

桜の写真の撮り方はいろいろとあって好みによっても様々だと思いますが、私の場合は中望遠レンズで絞り開放付近で撮る事が多いです。

広角パンフォーカスでカッチリ撮るには技術が必要ですが、望遠開放ならいろいろとごまかせますし、主題を伝えやすいので素人パパカメラマンにとっては強い味方です。

ピントの位置やフレーミングを少し変えてみたり、時間帯によって光の当たり方が変わり、同じ場所でも雰囲気の違う写真が撮れるので、毎年いろいろと試しなが楽しんでいます。

桜,一眼レフ,6D2

※上の写真はカメラを三脚に固定してインターバル撮影をしています。誰もいない近所の土手だからできる撮影方法です。

桜,一眼レフ,6D2

桜,一眼レフ,6D2

空背景で簡単引き算

どうしても周囲の意図しない景観が写りこんでしまって上手に子供と桜を切り取る事が出来ないような状況の場合は、下から見上げるようなローアングルで空を背景にすると引き算が簡単です。

肩車や抱っこをして子供が高い位置にいる状態で撮影するとローアングルでの撮影が楽になります。

桜と子供の距離が近くなるので両方にピントを合わせたい時にも有利ですし、子供の動きも少なくなって予測ができるので撮影がかなり楽になります。

うちの子の場合は肩車が大好きなので、桜と空を背景に楽しそうな表情を切り取る事で、春の明るい雰囲気の写真が撮れます。

色と明るさは後から補正

できれば撮影した写真がそのままで完成していれば一番良いのですが、桜の写真の場合は色と明るさを変えてみたくなる事があります。

桜は白い

桜はピンク色のイメージがあるのですが、品種や樹齢、気候や土地によって様々です。

我が家の近くにある桜のほとんどはソメイヨシノという品種で、ピンク色よりも白に近い色に感じます。

実際の色も綺麗なのですが、写真によっては桜のイメージを強調するために、白をピンク色に近づけてみたくなります。

桜だけであれば、撮る時のホワイトバランスの調整だけでも色を変える事ができますが、人物も一緒に写す場合は、肌の色にも気を使うため、撮影後に編集したほうが融通がききます。

桜は明るい

桜の写真は春の明るい雰囲気を出したいので、撮影時に露出補正で全体を明るくしたくなります。

ただ、桜の花は白に近い色なので、光の当たり方によっては明る過ぎて真っ白に白飛びしてしまう事があります。

桜,白飛び

私は撮影時の明るさは桜が白飛びしない程度にしておいて、後から黒レベルやシャドウを上げることが多いです。

好みもありますが、コントラストや彩度を低くしたほうが、なんとなくノスタルジックで懐かし雰囲気になり、桜の花のイメージに重なるように感じます。

まとめ

桜の写真は見頃の時期が限定され、天候にも左右されるので、タイミングが合わないと思うように写真を撮れない事もあります。

さらに予測不能な動きの子供達を一緒に収めようとすると一気に難易度が上がります。

手軽に行ける場所の桜で事前に下調べをしたり、RAWで撮影して後から色や明るさを調整する事などを想定しながら、今年も意図した写真が撮れるように桜撮影に挑みたいと思います。

 

この記事を書いた人
Hanka

ガジェット紹介や、趣味の写真の話、子育て日記や、日常雑記などを書いています。

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