【35mmは便利な画角】単焦点レンズを5年間使って感じたこと。

今日のテーマは 35mmの画角 です。

レンズ交換式カメラを使うときは、どんな焦点距離のレンズを使うかを選ぶのも楽しみのひとつです。

もちろん何を撮るかによってある程度は決まると思うのですが、いろいろな種類のレンズがあって、なかなか決められすに悩んでしまう事もあります。

私は家族写真を撮っていますが、その中で一番使い安いと感じるのは35mmの単焦点レンズです。

今回は35mmの単焦点レンズを5年間使ってみて感じたおすすめポイントを紹介します。

Check

35mmはフルサイズセンサーのカメラでの画角です。aps-cセンサーのカメラでは、約22mmの画角になります。

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35mmの単焦点がおすすめな理由

①自然な画角

標準レンズは50mmという話をよく聞きます。

肉眼で実際に見た画角に近いためと言われる事が多いようです。

ただ、肉眼で実際に見た画角という感覚は人それぞれ違うのではないかと思います。

私の場合は、なんとなくですが

35mmは見えている景色

50mmは見ている景色

85mmは見つめている景色

という表現が一番しっくりきます。本当に感覚的な表現なのですが、こういった違いを自分の中で作って使い分けをしています。

35mmは無意識に日常の中で見えている情景に近い印象で、その画角で撮った写真は自然で心地良い雰囲気があってとても気に入っています。

②ズームレンズよりも高画質

単焦点レンズは構造による利点から、ズームレンズに比べると収差が少なく解像感があって高画質です。

もちろん最近のズームレンズの中には高性能のものもたくさんあります。

例えば、キャノンのフルサイズミラーレス用のレンズにRF28-70mmF2というレンズがあります。

Bitly

このレンズは標準ズームレンズでありながら開放絞りがズーム全域でF2で撮影できるという驚きのスペックです。

さらにレビュー記事をみると、どの焦点距離でも単焦点に劣らない画質で高い評価を得ています。

ただ、画質以外のスペックを同じRFレンズのRF35mmF1.8と比較していみると、

RE35mmf1.8RF28-70mmf2
大きさ

(最大径×長さ)

74.4×62.8mm103.8×139.8mm
重さ305g1430g
価格約6万円約35万円

 

性質の違うレンズなので厳密な比較ではありませんが、まずは大きさ、重さがかなり違うため、撮影時や携帯時の負担がかなり違います。

そして何より価格です。35万円。。

まあ単焦点レンズ3本買うと思えば安い。。。

とは思えませんよね笑笑

こんな高価で重いレンズを、ちょっと子供とお散歩なんて時に気軽に持ち歩ける方はなかなかいないと思います。

もちろん35mmf1.8も高価ですが、携帯性が高く、同じ35㎜の焦点距離であれば、画質もRF28-70f2に負けません。

Bitly

ズームレンズは焦点距離を変える事ができるという利便性と引き換えに、大きく重く高価というデメリットがあります。

このデメリット(特に価格)を考えると、私は迷わずズームレンズよりも単焦点レンズを選択します。

③標準ズーム域はなんとかなる

単焦点レンズは焦点距離を変える事ができませんが、自分が動くことによってある程度は被写体との距離を調整できます。

よく足ズームと言ったりしますが、自分が自由に動ける場合は、標準ズーム域の24mmから70mmくらいの焦点距離であれば対応できることがあります。

足ズームで動いていて感じるのは、被写体に近づくことはできても、後ろに離れることができないというシーンが結構あります。

50mmのレンズを屋内で使っていると、

「もう一歩下がりたいのに下がれない」

という事がよくあり、そういった場面では35mmの方が使いやく感じます。

④シャッターチャンスに強い

これは私がズームレンズを使うことに慣れていないせいかもしれませんが、写真を撮る時に焦点距離の事まで考えてしまうと、シャッターチャンスを逃してしまうことがあります。

同じ単焦点レンズを使い続けていると、だいたいどの程度の範囲が写真に写るかが身についてくるので、撮る前から無意識に足ズームが発動されて、カメラを向けた時にはシャッターチャンスだけに集中することができます。

風景写真や静止物など、ある程度じっくりと撮れる時はよいのですが、子供の写真を撮る時やスナップ写真などのように、速写性が必要な場面では、単焦点レンズのほうがシャッターチャンスに強くなります。

35mmの単焦点のデメリット

①足ズームの限界

足ズームにも限界はあります。

スカイツリーの真下で子供とスカイツリーを両方写したいと思うと広角レンズが必要になります。

ジェットコースターに乗っている子供の絶叫顔を写したいと思うと望遠レンズが必要になります。

写真を撮る状況を想定しながら必要なレンズを考えるわけですが、私の場合は足ズームで写せる限界をイメージしながら、その日のレンズを選んでいます。

②背景のコントロール

焦点距離が変わると画角が変わります。

画角が変わると背景が変わります。

同じ大きさで被写体を写したとしても画角を変えることで背景をコントロールして写真の印象を変えることができます。

写真全体の事を考えると背景をコントロールできるため、ズームレンズの方が表現の幅が広くなります。

子供の成長記録など、明確な主役がいて、それ以外の背景などはあまり気にしない場合などは、単焦点レンズでも全く問題ないと思います。

まとめ

35mmの単焦点レンズについて私が思うことを好き勝手に書いてみましたが、どんなレンズを使うかは、用途や好みによって変わってくると思います。

自分の中でお気に入りの画角をみつけて、その画角のレンズだけを使っていると感覚的に画角を意識できるようになるのでお勧めです。

私の中で、35mmという画角はとにかく便利で使いやすい画角です。

もし使った事がないという方は、是非一度その便利さを体感してみてください。

きっとお気に入りのレンズの一つになると思います。

 

この記事を書いた人
Hanka

ガジェット紹介や、趣味の写真の話、子育て日記や、日常雑記などを書いています。

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