アウトドアで食事を楽しむときのアイテムとして、多くのユーザーから高い評価を得ているのがスノピークの焚火台とジカロテーブルです。
我が家でもこの2つの製品を使っていますが、初めてこの組み合わせでバーベキューをした日は、あまりにも使い勝手が良くて感動しました。
そして、このスノーピークを代表する2つの製品に追加することで、完璧な屋外ダイニング環境を完成させてくれるのが、今回紹介するマルチファンクションテーブル竹です。
テーブルというか、ほぼ天板のみという製品なのに約2万円(Amazon)という価格設定には、今でも納得できていないのですが…
使うとめちゃくちゃ便利なんです!
焚火台とジカロテーブルの魅力があってこその製品ですし、決してコスパは高くないアウトドアテーブルですが、この3つの製品の組み合わせによる我が家のお気に入りの青空ダイニングスタイルについてまとめてみたいと思います。
マルチファンクションテーブルって何なん?
マルチファンクションテーブルは厚さ15mmの天板で、長さ846mmの通常タイプと1,096mmのロングタイプの2種類があります。
通常タイプ | ロングタイプ | |
型番 | CK-116T | CK-117T |
サイズ | 846×496×25(h)mm | 1096×496×25(h)mm |
重さ | 4.6kg | 5.7kg |
価格 | 15,500円 | 18,500円 |
※価格はスノーピーク オンラインストア(税別)
脚は別途購入する必要があり、830mm、660mm、400mm、300mmの長さが用意されていますが、我が家ではジカロテーブルと連結するために400mmの脚を使っています。
天板の片側はアイアングリルやジカロテーブルと接続するためのフックがついているので、引き出して下向きにした状態で差し込みます。
反対側には脚を取り付ける穴と金具があるので、脚をブスっと差してクルっ回すだけですセッティングは完了です。
脚先にアジャスター機能もあるので、屋外でもしっかりとフラットにすることができます。
マルチファンクションテーブルのメリット
まずは、この製品の良いところ。
頑丈で汚れにくい
マルチファンクションテーブルには厚さ15mmの竹の集成材が使われています。スノーピークが天板素材に竹を採用している理由は、公式ページに以下のように記載されています。
竹の強度は、金属と木材の中間の強度を持ち、例えばヒノキと比較しますと約1.5~2倍の強度を有しています。狂いも少なく適度な弾力も持ち合わせており、衝撃を吸収する能力も大変優れています。 竹の効果は他にもあります。竹にはテルペン成分が含まれており、森林浴を語るときに頻繁に使用される“フィトンチッド”効果により、リラックス効果や精神安定作用を促し、さらに血行促進や疲労回復にも効力を発揮いたします。さらに竹のプリフェノール(植物が光合成を行うときにできる物質の総称)成分による抗酸化作用でダニや雑菌が繁殖しにくい特徴も持っています。静電気も起きないので埃(ほこり)を吸い寄せず人に非常に衛生的で優しい素材です。
まとめると「頑丈で衛生的」ってことですね。
実際に製品を手にすると素材の質感はかなり良いです。がっしりと重厚感のある天板で、汚れても簡単に拭き取ることができるので扱いやすく、アウトドアには最適な素材だと思います。
アレンジが豊富
マルチファンクションテーブルはスノーピークのジカロテーブルやアイアングリルテーブルに接続してスペースを拡張することができます。
さらにコーナー用のマルチファンクションテーブルもあるので、L字型やコの字型のテーブルを作ることもできます。
脚の長さも4種類から選ぶことができるので、使用スタイルに合わせて高さの調整ができますし、段違いでアイアングリルテーブルと連結するためのパーツまで用意されています。
マルチファンクションテーブル同士も連結できるので、人数に応じていくらでもテーブルスペースを拡張していくことができます。
とにかく組み合わせは無限大で、様々なアレンジを加えながら、思い通りのダイニングキッキンを構築することができるのです。
スノピユーザーがテーブル持参で集まったら、盛大な青空レストランができそう!
ジカロテーブル連結時の使用感
我が家ではジカロテーブルにマルチファンクションテーブル(ロング)を連結して使っているので、両製品を組み合わせたときの使用感も紹介します。
連結方法は2パターン
ジカロテーブルには短辺と長辺があり、どちらにもマルチファンクションテーブルを連結することができます。
設営場所の状況にもよりますが、個人的には長辺につけたほうが一体感があって好きです。
どちらに取り付けた場合も拡張できるスペースは同じですし、高さはほとんどフラットになるのでとても使い勝手が良いです。
支持面が広がるためかジカロテーブルの安定感もさらに高まるように感じますよ。
マルチファンクションテーブルの役割
我が家では焚火台で調理をしながらコップやお皿、お箸などの食事道具はジカロテーブルの上に置き、マルチファンクションテーブルには、調理予定の食材や調味料、熱から遠ざけたい飲み物などを置くスペースとして使うことが多いです。
焚火台で炭火を準備しながら、マルチファンクションテーブルではギガパワーストーブを使ってお米を炊くといった使い方もできます。
人数が多いときは、食事用のテーブルとしても使えまし、小さい子ども達を火から遠ざけることができるので便利です。
食べるだけならジカロテーブルだけでも十分なスペースがありますが、やはりサイドにテーブルがあると様々な用途に使えるので、アウトドアでの食事がとても快適になります。
子ども達にはロングがおすすめ
ロングサイズのマルチファンクションテーブルは子どもが2人並んで座れる幅があり、両サイドを含めて4人座ってもゆとりがあります。
荷物や食材を置くだけなら通常サイズでも十分かもしれませんが、食事用のテーブルとしても使う予定がある場合はロングタイプがおすすめです。
マルチファンクションテーブルのデメリット
この製品を実際に使ってみて、個人的にデメリットだと感じたところは3つあります。
自立できない
この製品は片側しか脚を取り付けることができないので、他のテーブルがないと使えません。
片側にも脚を付けられるようになっていれば、キャンプの夜や朝食のときの小さな個別テーブルとしても活用できると思うのですが…
連結せずに単独でも使いたい場合は、ワンアクションローテーブルのほうが良さそうです。
大きくて重い
強度のある天板なので仕方のないことですが、大きさと重さを許容できるかは購入前にしっかりと確認しておく必要があります。
オートキャンプや自宅の庭で使うのであれば問題ありませんが、手に持って移動する距離が長い場合はアウトドアワゴンがあると便利です。
価格が高い
それにしてもやっぱり高い!
わたしがAmazonでロングタイプを購入したときの価格は税込20,350円デス。しかも脚は別売りで、40cm2脚セットが4,180円だったので、総額24,530円…ポチるにはかなりの勇気と勢いが必要でした。
製品の使い勝手やジカロテーブルとの一体感はとても気に入っているので、素材を変更するなどして、もう少し安い天板もラインナップされているとありがたいですね。
マルチファンクションテーブルの代用品
我が家で以前から使っていたアウトドアテーブルはDesertFoxの折りたたみ テーブルです。
メラミン加工合板の天板は熱や汚れに強く、折り畳めて取手付きなので持ち運びも簡単です。
3段階の高さ調整機能付きなので様々な用途に使えて、価格は3,999円(Amazon)とお手頃。
天板サイズは120cm×60cmなので、マルチファンクションテーブルのロングタイプとほとんど同じ大きさで、荷物や食材を置くテーブルとしては十分な大きさです。
高さを最低位置にしても55cmなので、ジカロテーブルより15cmほど高くなってしまうため、ちよっと見た目は残念ですが、サイドテーブルとしての役目はしっかりと果たしてくれます。
もう少し低いアウトドアテーブルを探してみると、ロゴスのROSY ファミリー2FDローテーブルが丁度良いサイズです。
天板サイズは90cm×60cmなので通常サイズのマルチファンクションテーブルと同じくらいです。高さが35cmでジカロテーブルよりも5cm低いだけなので、それ程違和感なく併用できるのではないでしようか。
こちらもお値段3,938円(Amazon)と激安!
どちらのテーブルもマルチファンクションテーブルの脚(2本で4,180円)より安いって…
マルチファンクションテーブルって必要?
スノーピークのジカロテーブルを使うなら、サイドテーブルはあったほうが絶対に便利です。
とにかくスノーピークが大好きで、価格なんて気にしないから品質や外観重視でサイドテーブルが欲しいという方は、迷わずマルチファンクションテーブルを購入しましょう。
ただし。マルチファンクションテーブルには様々なスノーピーク製品と連結できるという、メリットのようなデメリットがあります。
次から次へと魅力的なスノーピーク製品が欲しくなってしまう「スノピ沼」に深く沈んでしまうと、最終的にとんでもない出費になる可能性があるのでご注意ください。
以上、スノーピークのマルチファンクションクションテーブルの紹介でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。