今日は 菜の花の写真 を撮りに行ったお話
食べても美味しい菜の花ですが、五月晴れの空の下に広がる黄色い絨毯は、春を感じる景観のひとつです。
先日、新潟県妙高市のハートランド妙高にある菜の花畑が満開を迎えたと聞き、新しいカメラの EOS RP とズームレンズのRF24-105mmF4に慣れるための練習もかねて、春を写しに行ってきました。
使用機材
カメラ:EOS RP
菜の花写真の構図
風景写真を撮り慣れていないので、どうやって切り取ればよいのか悩んでしまうのですが、素人なりに構図について考えてみます。
主題を決める
主題は①菜の花ですが、今回の場所では②山と③空も綺麗だったので、これらを副題として組み合わせながら写してみます。
引き算の美学
自然の風景をメインに撮りたいので、建物などの人工物が入らないように移動します。
写真は引き算といわれるように、主題以外のものに視線を奪われないように配慮します。
撮影結果
広角端の24mmで広く切り取ります。
少し物足りないので彩度を調整してみます。
ピクチャースタイルをホワイト優先にしていましたが、風景などにしておくと良かったのかもしれません。
絞りを開きボケで立体感を出してみます。
ピント位置を変えて主題を変えてみます。
望遠端で主題のみを強調してみます。
花の蜜を集めるミツバチを撮ってみます。
ミツバチ!?
風があってなかなかうまく撮れません。
風のない日に望遠マクロレンズなどで撮影してみると楽しそうです。
菜の花写真の露出
今回は絞り優先モードで撮影しました。
画質優先でISOを100に固定し、状況に合わせて好きな絞りを設定し、明るさはカメラのSS調整に任せました。
快晴の屋外での撮影なので、SSは気にしないでも撮れると思っていたのですが、F11まで絞りISO100の設定のままだと、SSが1/60〜1/80程度まで遅くなります。(C-PLフィルターを付けている影響もあるのかもしれません)
RF24-105mmF4には手ぶれ補正が搭載されているので、SS1/60程度でも手ぶれを気にせずに撮影できるのですが、今回は風が強かったので、菜の花がワサワサと揺れていたため被写体ブレが気になります。
結局、絞って撮影する時はISOを200〜400に上げてSSを1/200程度になるように調整しました。
C-PLフィルターについて
今回も練習のためにC-PLフィルターを積極的に使ってみました。
C-PLフィルターを使う事で、空の青い色を鮮やかに写す事ができますが、今回は太陽が真上より少し前方にある時間帯だったので、あまり効果を感じませんでした。
正直、空の色に関しては、後から簡単にいろいろとできてしまうので、C-PLフィルターのメリットをあまり感じません。
むしろ光のあたり方によっては、空の色にムラができてしまうため、調整するときに注意が必要です。
ただ、光の反射を取り除いてくれる効果は、上手に使いこなすことで、レタッチでは対応できない効果があることも実感しました。
以下の写真は建物の屋根をクローズアップしていますが、C-PLフィルターを調整することで、屋根の光の反射が全く違います。
C-PLフィルター効果なし
C-PLフィルター効果あり
空の色はほとんど変わっていないので、光の角度によって効果が違うことがよくわかります。
いろいろな環境でたくさん試してみて、もっと使いこなせるようになりたいと思います。
もう一つ感じたのは、レンズフードを付けているとC-PLフィルターの調整がやりづらいです。
後半はレンズフードは外しっぱなしでブレスレッドのようになっていましたw
フィルター操作のための小窓のあるフードなんかは使いやすいのかもしれません。
まとめ
今回は短時間でしたが、春らしい景観を少し考えながら写真を撮ることができました。
これからも、四季を感じる身近な風景などをテーマに、いろいろと撮影してみたいと思います。
今回の内容も動画で紹介していますので、ぜひご参照ください。