アウトドアの人気アイテムである 焚火台
その元祖として、多くのユーザーから高い評価を得ているのが スノーピーク の焚火台です。
我が家でもLサイズの製品を使っていますが、
これ鉄板です!(ステンレス製ですが…)
店頭で初めて製品を手にしたときは、値段が高いことや、ずっしりと重たいことが気になって、購入するか悩んでいたのですが…
実際に使ってみると、想像以上に機能的で使い勝手の良い製品で、今では我が家のアウトドアイベントに欠かせないアイテムになっています。
焚火だけでなくBBQにもおすすめです!
子ども達もかなり気に入ってくれたね♪
スノーピークの焚火台はサイズやオプションが豊富なので、幅広いユーザーに人気の製品ですが、今回はファミリーユーザー目線での使用感を中心にまとめてみたので、これから家族でアウトドアを楽しみたいと計画しているかたに参考にしていただければ嬉しいです。
スノーピークの焚火台が選ばれる理由
スノピの焚火台の魅力は、ずばり頑丈で簡単!
一生もの?耐久性と安定感が凄い理由
スノーピークの焚火台は1996年に誕生したロングセラー製品ですが、10年や15年以上使っても壊れないというレビューが多く、耐久性に関してはかなり高い評価を得ています。
焚火や炭火の高温に耐え、一生使い続けることができる過剰までに頑強なスペックを求めていた。
メーカーの開発コンセプトにあるとおり、厚いステンレス板にガッチリと溶接された脚が一体化するこで、驚くほど頑丈な焚火台になっており、耐熱性や耐荷重は完全にオーバースペックと感じるほど突き抜けてます。
重たい薪や調理器具を乗せてもびくともしないので、安心して焚火や料理を楽しめますし、何度使っても熱で変形するようなことはなく、まさに一生使っていけそうな信頼感があります。
準備は1秒?開いて置くだけ簡単設営
スノーピークの焚火台の準備は一瞬です。
開いて地面に置くだけ。あっという間に頑強な焚火台の完成です。撤収時も折り畳むだけで簡単にフラットな状態に戻るので持ち運びが楽ですし、収納時も場所を取りません。
他社の焚火台は、本体部分や脚を組み立てる必要がある製品が多く、決して難しい作業ではありませんが地味に面倒です。また、脚部と本体が分かれていると、どうしても安定感が損なわれてしまいます。
スノーピークの焚火台は、全てのパーツが一体化したシンプルな構造でありながら、頑強かつ操作性は抜群。「機能的デザインの極み」と言っても過言ではないと思ってます。
スノーピークの焚火台のデメリット
スノーピークの焚火台の評判や口コミには、「値段が高い」「重たい」というネガティブな意見もあります。
S サイズ | M サイズ | L サイズ | |
価格(税別) | 8,600円 | 12,600円 | 15,600円 |
重量 | 1.8kg | 3.5kg | 5.3kg |
※価格はスノーピーク オンラインストアでの販売価格
わたしも購入前は価格と重さが気になっていましたが、実際に製品を使ってみると、この「高くて重い」という特徴は、必ずしもデメリットというわけではないと感じています。
重たいからこその安定感
火を扱う製品にとって安定感はとても大切です。
スノーピークの焚火台は耐熱性を重視するために1.5mmの厚いステンレス板が採用されているので、手に持つと見た目以上に重たく感じます。
ですがその重さは、耐熱性だけでなく、製品を安定させるという重要な役割も果たしてくれているのです。
出来るだけ荷物を軽くする必要がある場合などは、軽量で簡易的な焚火台でも良いのかもしれませんが、車で荷物を運べるオートキャンプや、移動距離が短くて持ち運びの負担が少ない場合などは、重くて安定感のあるスノーピークの焚火台のほうが間違いなくおすすめです。
むしろコスパは高い!(本体は…)
スノーピークの焚火台は、他社製品に比べると値段が高いと感じるかもしれませんが、かなり丈夫で長く使えるというメリットがあります。
最低限必要な強度を確保した焚火台やバーベキューグリルは、5,000円〜10,000円以上の製品がほとんどなので、驚くほど頑強で長く使えるスノーピークの焚火台は決して高いとは思いません。
実際に使ってみると、むしろコスパは高いと感じるほど丈夫で使い勝手の良い製品です。
ただし、オプションは高い!
スノーピークの焚火台には様々なオプションがあり、焚火台本体が魅力的な製品なので純正品を揃えたくなるのですが…オプション価格はかなり割高に感じるものがあります。
むしろ焚火台本体は価格設定を下げてユーザーを増やすための撒き餌的存在なのでは…
結果的にスノーピークの製品をいろいろと追加で購入したよね。
スノーピークの焚火台のサイズ選び
スノーピークの焚火台には3つのサイズがあり、用途によって選ぶことができます。
S サイズ | M サイズ | L サイズ |
285×285×205mm | 350×350×248mm | 450×450×300mm |
Lサイズのおすすめポイント
家族や友達でバーベキューなどの料理も楽しみたい方にはLサイズがおすすめです。
広い調理スペースを確保できますし、個人的にかなりおすすめオプションのジカロテーブルもLサイズにぴったりの設計になっています。
1番重たいサイズですが、大人数で使用するときはオートキャンプや自宅でバーベキューなどでの利用が多いと思うので、運搬時の負担もそれほど問題にならないのではないでしょうか。
Mサイズのおすすめポイント
焚火メインで使うならMサイズがおすすめです。
販売されている薪は30〜40cmくらいのものが多く、それがギリギリ収まるのがMサイズ。
料理にはあまり使わないのでLサイズは大き過ぎると感じている方や、薪を購入して、そのままのサイズで手軽に焚火を楽しみたいという方には丁度良い大きさだと思います。
Sサイズのおすすめポイント
携帯性を重視してソロキャンプなどで使いたいという方におすすめなのがSサイズです。
大きな薪が入らなかったり、料理をするには少し小さいサイズですが、軽くてコンパクトなので持ち運びの負担が少なく、ある程度移動が必要な場合にも持ち出しやすいサイズです。
頑強で簡単に使えるというスノーピークの焚火台のメリットは全サイズ共通なので、用途にあわせてサイズを選べるのはありがたいですね。
スノーピークの焚火台のオプション選び
スノーピークの焚火台には様々なオプションがありますが、我が家で実際に使ってみて良かったものやイマイチだったものを紹介します。
コンプリート収納ケース
焚き火台を持ち運んだり収納する時に使えるキャンバス生地のケースで、ベースプレートや炭床などのオプションも一緒に収納できます。
実際に使ってみると、汚れに強い生地なので使用後の製品でも気にせず放り込むことができますし、ベルト部分を含めてかなり丈夫な造りになっていているので、持ち運ぶときも安心です。
オプションも含めて一式をぴったりと収納できるケースは他に代用できるものもないので、少し値段は高いのですが、あると便利なアイテムです。
グリルブリッジ
Lサイズ用とMサイズ用があり、それぞれの焚火台に合わせて選択できる調理用のグリルブリッジ。(Sサイズにはネット一体型の専用グリルブリッジがあります。)
高さを三段階で簡単に変えることができますし、網やプレートと火の間にスペースができるので、調理をしながらでも横から炭を追加することができるるので、火力調節がかなり楽です。
また、別売の様々な網やプレートを組み合わせることで調理の幅を広げることができるので、バーベキューなどで焚火台を使う予定がある場合にはおすすめのオプションです。
炭床Pro
焚火台の中央を底上げして、燃焼効率を改善し、熱源を広く均一にすることができます。
中央のロゴ部分に着火剤を置き、上に炭を乗せて火を付けるだけで簡単に炭火を準備することができるので、ズボラな我が家の必需品。
重たいというデメリットがありますが、中央部分に重い炭床を置くことで、さらに焚火台を安定させることができるので、持ち運びの手間が少ない場合にはかなりおすすめのオプションです。
ちなみに上の写真の着火剤、かなり強力でおすすめの製品なので、興味のある方は以下の記事もご参照ください。
ベースプレート
焚火台の下に設置することで、熱や火の粉から芝や微生物を守ります。
自然にダメージを与えないように配慮するメーカーの心意気を感じる大切なアイテムですね。
地面に置くだけで簡単に設置できるので、出来る限り準備しておきたいオプションです。
ベースプレートスタンド
ベースプレートの下に引いてさらに放熱を緩和するためのオプションです。
我が家でも購入して使ってみましたが、正直これは必要なかったように感じています。
熱に感してはベースプレートだけでも十分に緩和してくれていますし、焚火台の脚とスタンドの溝がなかなか合わず、セッティングにも少し手間がかかります。
スタンドの分だけ10cmくらい焚火台を底上げすることができるので、高さをもう少しだけ上げたいという場合には効果的だと思います。
ジカロテーブル
焚火台を囲むように設置できるテーブルで、個人的にはLサイズの焚火台でバーベキューを楽しみたい方には全力でおすすめしたいオプションです。
値段は割高ですが、実際に使ってみるとかなり使い勝手の良い製品なので、ジカロテーブルの魅力については以下の記事でも詳しく紹介していまふのでご参照ください。
焚火台スターターセット がおすすめ
スノーピークの焚火台のLサイズとMサイズには、本体に炭床とベースプレートと収納ケースを含んだスターターセットがあります。
セット内容は、あると便利なオプションばかりですし、全て単品で購入するよりも5,000円くらいお得になっているのでおすすめです。我が家でもLサイズのスターターセットを購入しました。
スノーピークの焚火台の代用品
スノピの焚火台のパク…そっくりのデザインで人気が高いのがキャンピングムーンの焚火台です。
中国のメーカーということもあって衝撃的なのはそのお値段。焚火台本体の他に、炭床、グリルブリッジ、焼き網、ベースプレート、収納袋が全てセットで約13,800円(Amazon価格)です。
スノーピークの焚火台に同じ内容のオプションを追加すると総額は約40,000円になるので、約3倍近くの価格差があることになりますね。
Amazonの口コミをみると、脚の溶接が不十分でステンレス板も薄い(1.3mm)ため強度がないというレビューもありますが、使い勝手はスノピの焚火台と変わらないという声もあるので、使用頻度が少なくてあまり予算をかけたくない場合などは、検討してみてもよいのかもせれません。
焚火って法律で禁止じゃないの?
話は少し変わりますが、わたしが焚火台の購入前に疑問に思ったのは、
焚火って法律とかで禁止じゃないの?
昔の田舎であれば、自宅の庭で焚火を楽しんでいる光景をよく目にしましたが、現代では環境問題や火災の危険性などから、火を燃やすという行為は厳しく取り締まられているはずです。
せっかく焚火台を購入しても、厳しい使用制限があるのではないかと思い、市役所の生活環境課に問い合わせてみました。
焚火台の購入を検討しているのですが、自宅の庭でも焚火やバーベキューをしても良いのですか?
廃棄物(ゴミ)の屋外焼却は禁止ですが、薪や炭火などで行う焚火やバーベキューなどの軽微な焼却に関しては、ご自宅の庭で行っていただいても問題ありませんよ。
意外にも、わたしの住んでいる地域では、自宅の庭でも焚火台で焚火をして良いそうです。(自治体の条例などによって変わるそうなので、気になる方はお住まいの地域で調べてみてください)
ただし、
「禁止じゃないから庭でガンガン焚火しよー!」
…とはなりませんよね。
我が家はそこそこの田舎ですが、普通に自宅の庭でメラメラと焚火をしたら、かなりの確率で消防に通報されると思います。
そうでなくても、焚火は煙も発生しやすく、ご近所に迷惑をかけてしまう可能性が高いので、やはりキャンプ場などの周囲に迷惑をかけない場所で、しっかりとルールを守って楽しむべきだと思います。
ただ、バーベキューに関しては、炭火で煙が少ないこともあってか、うちの近所でも庭や駐車場で楽しんでいる家庭がたくさんあります。
臭いは出るので洗濯物などへの配慮は必要ですが、住宅密集地ではなくご近所の理解が得られるようであれば、自宅でバーベキューはOKというのが、うちの地域での暗黙のルールのようです。
焚火台がバーベキューにもおすすめの理由
バーベキューグリルは、四角いコンロに長い脚のついたスタンダードタイプが一般的です。
ただ、このタイプは高さがあるので、背の低い子ども達はなかなか調理に参加できません。
そのため、我が家でバーベキューをするときは、子ども達は別のテーブルで食事を楽しみ、調理担当の大人が孤独に肉を焼き続けることに…
バーベキューは家族みんなで一緒に楽しみたいのに
そんな悩みを解決してくれたのが焚火台です。
焚火台であれば、大人も子供も椅子に腰掛けて、同じ目線でグリルを囲むことができます。
家族全員で会話しながらゆったりと食事ができますし、子供達も肉や野菜を焼いたりといった調理を一緒に楽しむことができます。
スノーピークの焚火台でバーベキューをするようになってからは、スタンダードタイプのグリルの出番はほとんどなくなってしまいました。
これから家族でキャンプやバーベキューを楽しみたいと計画しているかたに、スノーピークの焚火台は全力でおすすめしたい製品です。
オプションなどを含めると大きな出費になってしまいますが、丈夫で長く使える製品なので、家族でのアウトドアライフを充実させてくれる、心強い相棒になってくれると思いますよ。
YouTube動画も投稿したのでご参照ください。
以上、スノーピークの焚火台の紹介でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。